中央線沿線; 滝子山
(たきごやま)

落ち葉をラッセル


 H8年1月19日(金)当日発 ;
  Member.計2名(渋谷、石原)

道証地蔵下8:00出発〜滝子山頂11:00-12:05〜
 大谷ケ丸山頂12:20-35〜コンドウ丸14:12〜
 道証地蔵下16:00着


 5時半、渋谷さんが自宅まで迎えに来て下さって出発。

 工事をしていたので道証地蔵の手前で車を降り、笹子川の上流、平ッ沢沿いに歩き出す。石も、垂れ下がった枯れ枝も、きらきらと氷の芸術を見せてくれていた。

 滝子山には格別な思いがある。それはある人達と一緒に来たかった山だったのだ。所々道が削られて危ない箇所があると聞いていたので一人では躊躇していた。登ってみて、成るほどと思う箇所はいくつかあった。しかし期待を裏切らない良い山だった。沢だから落ち葉が集まってしまうのだろう、山道がきれいにしかも深く敷き詰められて、途中膝まで埋まってしまった。雪ならぬ落ち葉のラッセルをしながらの前進。自然林に包まれて、新緑と紅葉の頃はさぞや美しいことだろう。やがて雪道となったがアイゼンを着けるほどではない。後から登る左の大谷ケ丸を眺めながら尾根に出る。登る山の姿を遠巻きに眺めるのが私は好きだ。先に滝子山へと歩を進め、途中単独の男性一人と言葉を交わして山頂にたどり着いた。晴れていれば申し分のない展望なのだろう。残念ながら幾分悪かった。あれが三ツ峠だろうかと思えるほどで、富士山がその側にどっかと構えている姿は見られなかった。

 山頂ではうどんを作って食べた。とても体が温まる。風もなく穏やかな陽気で良かった。

 そしてひとまず下山。雪道の下山はいつもながらやだなと思いながら慎重に下りる。この時は大谷ケ丸まで私が先に歩いた。割合歩きやすい道だった。山頂は滝子より少し高い1643.8mもし中央線で来ていたらこの山までは足がのばせなかったことだろう。静かなとても気持ちの良い山で、これは車で来たからこそと渋谷さんに感謝したい。下りはまた少しの積雪のために気を使った。

 今度は雪のない時期に来てみたい。

 帰りは金曜日だったせいか渋滞に巻き込まれ、帰宅が少し遅くなってしまった。その上自宅まで送っていただき、大変申し訳なかった。