中央線沿線・高尾山
(たかおさん599.1m)
 孫と山歩き!高尾山の麓は桜満開

 H15年4月12日(土)
  天気;曇り一時小雨
  Member.5人(ほのか年少・ゆきの1才5ヶ月・
           真紀子・俊明・早苗)

  【山頂で】右
 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

高尾山口11:50〜稲荷山登山口12:00〜東屋12:40-13:00〜高尾山山頂14:00〜ケーブル乗り場16:20
(所要時間約4時間30分・・休憩含む)


 週末の予報では天気が悪いということだった。雑事で気乗りしないまま予定も立てずにいたのだが、起きたら晴れ間が出ている。時間的にも遠くへは行けないから、孫を誘って急遽高尾山に行くことにした。

左【高尾山の麓は満開】

 高尾山口に着いたのが既にお昼頃。駅周辺は見事に桜が満開。素晴らしかった。今回も稲荷山コースへ向かった。以前上のほのかを連れてきたことがあるが、人見知りで歩けず、途中で引き返したことがある。今回はママと妹が一緒だ。見事リベンジなるか?

 時間が時間だし、天気も定かではなかったので人は少なかった。これはほのかにとって幸いだった!?それでも数少ない登山者に出会うたびにモジモジと下を向いてしまう。はにかみはこのおばあちゃんに似てしまったか(^o^)

 今回は体に合うザックが無かったためほのかの身が軽い。その上ママと妹がいるから張り切っている。こうした山歩きが初めてのママは笑いながら「そんなに今から体力を使わないで」と、その元気が心配でならない。妹のゆきのは夫の担当。ママは自分が登れるかと不安のようだが、子供達に気を配りつつ、もくもくと登っていく。通り沿いには数種のスミレ、「これがスミレサイシン、これが・・」と話すとそこで初めて気がついた様子でにっこり笑う。

左【元気!】

 ほのかが前回リターンした場所を通過し、記録更新!走っていくほどの元気だった。そしてママが見えなくなるとしきりに気にし、立ち止まって待っている。妹思いのほのかだが、妹はおじいちゃんにお任せなので、時々ママと手を繋いで嬉しそうだ。一方、妹のゆきのは背負子から下ろされてチョコチョコと歩いている。可愛い。娘も同じ頃こうして歩いたのを昨日の事のように思い出す。

 東屋の屋根が見えてきた頃、ほのかは疲れて少しぐずりだした。東屋で休憩。目の前に関東平野が広がり、東京副都心のビルが霞んで見える。筑波山は今回も見えなかったが。「あのどこかでパパが一生懸命お仕事してるんだよ」とほのかに話す。なんと思ったのかな?夫とゆきのがなかなか来なかったが飲み物とチョコを食べていると、まもなく背負子に背負った夫が登ってきた。ゆきのは気持ちよさそうに眠っていたが、背負子を下ろすとき目を覚ました。

左【おててつないで・・・】

 一休みしてまたみんなで歩き出す。ゆきのは歩くのが好きらしい。でもママとお姉さんが先に行って見えなくなってしまうと泣いてしまったそうだ。それで背負子にのせたら眠ってしまったらしい。しばらくは平らな道を、またみんなで元気に歩き始めた。

 下の子は途中でまた背負子に乗ったが、ほのかは疲れてきたのか、飽きてきたのか、ぐずり始めた。励ましてもなだめても泣き出してしまった。ママがいると甘えてよけいぐずるし、夫もゆきのを背負っているのでどうすることも出来ないから先に行ってもらった。私が手を繋いで一緒に歩いていく。すると少し雨が降ってきた。傘を出したとき、チョコも出してあげようと思ったら無い。「ママの方に入れてたよ」とべそをかきながらほのか。「ほのちゃんが泣いたらお空も泣いちゃったね」と言ったら泣きやんだ。偶然か雨もやんだ。「あら、ほのちゃんが泣きやんだらお空も泣きやんだね」と言うと笑い出した。

左【少し雨が降ってきた】

 雨が降って気にしていたママ達がこちらをうかがっている様子が見えてきた。それを見てももう泣かない。「あっ、あのピンクの傘ママだね」と言いながら、私と手をつないでしっかり歩いている。やがて最後の階段。ここが難問だ!それでもママの登っていく後ろ姿に「ママだ」と言って、泣かずに登り始めた。途中から階段の数を数えながら登っていくと、頑張って登っていった。上に着いたママが「がんばれ」という声に向かって一生懸命登っている。そして到着。ほのかは誉められてご満悦。

左【何ができるかな?】

 山頂の木々はまだ冬の姿だった。今回は一丁平へは行かれないが、まだそちらも咲いていないだろう。山頂の屋根のある所でやっと休憩。さっそくラーメンを作りだした。山頂で買ったジュースとビールで乾杯し、待つ間に大好きなプチトマトを食べ、ママも子供達も珍しそうに私のすることを見ている。側にいたオジサンも。

 ラーメンを食べ、グレープフルーツも剥いてあげるとこれも美味しそうに食べていた。お腹空いたよね。出発が遅かったからお昼も遅くなってしまったもの。

左【薬王院境内の桜】

 下山は気楽に歩ける表参道へ。トイレは工事中で使えないので要注意。ビジターセンターで入ると良い。お腹いっぱいになったちびちゃん達は、また元気に歩き出した。今度は下のゆきのの手を繋いで話しかけながら歩いていくと、ゆきのも何やら分からぬ言葉を発して元気がいい。薬王院の階段で夫が再びゆきのを背負子に入れてそのままケーブルの山頂駅へ。山頂駅の前の桜は満開だった。時間が4時を回っていたので、そのままケーブルで下りることにした。喜んだのはほのか。一番前の席にママと並んでニコニコ顔。ミツバツツジの鮮やかなピンクは素晴らしかった。

 ケーブルが到着するとほのかはがっかりしていたようだった。もっと乗っていたかったらしい。再び満開の桜を楽しみ、ほのかにはご褒美のソフトクリーム(ほとんどおじいちゃんが食べちゃったかな?)。パパへのお土産に高尾まんじゅうを買って高尾山口へ。これも二つ、ほのかはぺろり。なぜか車中でも二人は眠らず元気がよかった。