奥多摩 ;  笙ノ岩山〜蕎麦粒山
 (しょうのいわやま1254.8m〜そばつぶやま1472.9m)
 祭日でどこも混んでいるだろうと思い、空いていると思われたコースを選んだつもりでしたが、意に反して団体様ご一行、ほか数人の方々と合流。皆さん山慣れた方々のようで(マナーが良い、静かに歩かれる)、大勢の割にペースが早く、足慣らしのため久々に歩く夫と共に、のんびり歩きたいという思惑とは少々違った感じとなりました。

 H11年4月29日(木)当日発・天気;晴 : Member.2名(夫婦)


【笙ノ岩山山頂】右

【コース】
川乗橋8:40〜(休20分)〜笙ノ岩山(1254.8m)10:50-11:00〜(昼食12:00-45)〜蕎麦粒山(1472.9m)13:07-10〜一杯水14:10-20〜東日原15:50
(所要時間7時間10分、歩行時間約6時間)



 奥多摩駅ではGW初日とあってか、事故防止キャンペーンで警察や救助隊?マスコミの人たちで賑やかだった。登山届けを書いて出したら、プリントやゴミ袋、鈴を戴いた。ストレッチをしながらバスを待つ。天気は雨、晴れるという予報を信じて。

 バスは臨時便が出るほど混んではいたが、川乗橋下車の人は殆ど川苔山に行くのだろうと思っていた。雨はやんでいた。情報を元に登山口を通り過ぎないように気をつける。100メートル程行くと笙ノ岩山という標識があった。なるほどこれでは登山口を見失ってしまいそうだ。一段高くなっている所を登って歩き出す。登山道はしっかりしている。杉が続くこのコースでスミレを数種見かけたが、数は少ない。急登が多く、ハードに感じた。夫の足慣らしにはきつかっただろう。乾いていてもぬかるんでいても滑りそうだったが、雨を適度に含んだ登山道はかえって歩きやすかった。途中緩やかな場所で小休止し、夫ペースで進んでみる。たまに広がる広葉樹はまだ芽吹きが始まったばかり。

 笙ノ岩山山頂は右(東側)への巻道と分岐しているが、標識を見落とさなければその分岐から5メートルほど先だ。今はまだ樹に葉がついていないので西側正面に雲取山が見える。左右に七ツ石、鷹ノ巣や芋の木ドッケ、天祖山がならぶ。寒かったが後からきた団体さんを先に見送ってから、ゆっくり歩き出すものの、まもなく追いつき、また、先を行くことになってしまった。松林をすぎると今度は檜コース。この先はだらだらとした登りと思いこんでいた私達は、実際とのギャップにヒィヒィ喘ぎながらアップダウンを行く羽目になった。

 風があり冷たかったので蕎麦粒山分岐の手前で昼食をとることにした。ここで団体さんを見送り、ゆっくりあったかいカレーうどんを作って食べる。元気を出して最後の急登、蕎麦粒山頂へ。ここも5年前の5月に来て以来だ。川苔山をのぞみ、途中の登山道に当時満開だったシロヤシオを思い浮かべるが、今回はまだ早い。あと20日くらい後だろう。今回はヤマザクラも終わり、ミツバツツジが辛うじて咲いている程度。

 川苔山に向かうか、日原にするか迷ったが、やはり静けさを求めて日原へ下る。以前、日原からを登りにして川苔山へ向かったことがあった。今回こうして歩いてみると、よく歩いたものだ。杉、檜の山道で、展望もよくない。しかしここでも数人に出会った。

 東日原からはバスが1時間に1本。4時6分発に間に合わせるべく急ぐが、一杯水では小休止。水場は有り難い。

 東日原のバス停が分からず一停留所先に行ってしまったが、4時6分発のに間に合い、座れてほっとする。 鳥屋戸尾根は思ったより登山道がしっかりついていた。しかし想像していたより急登の連続でハードだった。