前夜、雁坂嶺の予定を羅漢寺山〜昇仙峡に変更。混むことを予想して、当日起床と共に道の駅みとみから移動。 | ||||
登山口を長潭橋側からとし、周回してロープウェイ利用で昇仙峡の渓谷を散策することにしました。この下を流れる川は荒川。 | ||||
長潭橋を渡って振り返ったところです。 | ||||
橋から渓谷を眺めたところですが紅葉はイマイチ。 | ||||
長潭橋を渡って最初の路地を入っていきますが、車が置いてあったので他所のお宅かと、最初通り過ぎてしまいました。 | ||||
でもここが登山口でした。先に進んで、お店のオバチャンから聞いて引き返してきました。 | ||||
登山道が続いています。奥多摩や高尾山など身近な山を歩くような親近感。 | ||||
ここもどんぐりがいっぱい。このあたりは野鳥の種類が多く、日本の多くの野鳥が生息しているそうです。 | ||||
このあとしばらくは誰にも会わない静かな山行でした。今回は三日間とも山中では殆ど人に会わない山歩き。どちらかといえば渓谷では大勢観光客が訪れる場所ですのに・・・と意外でラッキーでした。 | ||||
こちらもコウヤボーキの木がいっぱい。 | ||||
ずっとこんな調子で登っていくのかと思ったのですが、思わぬ展開に。2005年版エアリア(昭文社)には載っていない林道が現れました。標識には羅漢寺山への方向が出ていません。 | ||||
林道が現れた時点で無理やり攀じ登ったような跡もありましたが、右と左に分かれてルート捜しです。右手に登山道らしき登り道があったので行ってみました。 | ||||
林道ができて従来の続いていた登山道は寸断されてしまったようです。細々と登山道はつながっていましたが、コチラのルートは今やあまり歩かれていないのかもしれません。 | ||||
素敵な山なのにな〜・・・・ とても気持ちのいい樹林帯ですから、30分くらい歩いたところでまだ食べていなかった朝食にします。 |
||||
森のくまさん♪いえいえ、トシちゃん。 まずはモーニングカフェオレ♪ |
||||
こうしてのんびりと、朝から1時間もお食事タイムをとってしまいました。今日はショートコースで後半は観光ですから(^^♪ | ||||
昨夜は買い物できなかったので持ち合わせていたカップ麺とさんま缶とリンゴ。最後に紅茶でした(^^ゞ ・・・昨夜も道の駅でお店が閉まった後だったので同じようなメニューでしたっけ^_^; |
||||
こんな山行がいいな〜と嬉しそうなトシちゃん(^^ゞ | ||||
紅葉ではないけれど、黄色く色づき始めた林には安らぎがありました。 | ||||
こんな原生林のようなオブジェも。 この頃気温は13度。爽やかでした。 |
||||
山道を歩いてきましたがちょっと急登で不鮮明な場所もありました。少し下って広い通りに出ましたが、猿岩のほうからのルートと合流した場所なのかな?合流だとすると少し早い気がします。あるいは林道が出来た時点で歩きやすい登山道ができたのかな? | ||||
謎は解けないままパノラマ台方向へ。パノラマ台とは書かれていますが、羅漢寺山とは書いてありませんでした。羅漢寺山とはこれから行くパノラマ台、その稜線に続く展望台、弥三郎岳の全体をいうのだそうです。 正式にはパノラマ台を金剛ガ峰、展望台を鷲ガ峰といい、そして最高峰の弥三郎岳を含めた総称が羅漢寺山ということになるようです。 ちなみに羅漢寺山は山梨百名山ですが、その標柱はどこに建っているでしょう?(答えは後半に(^^ゞ) |
||||
太刀の抜き石 | ||||
太刀の抜き石の右奥に富士山。そして右へ南アルプス方面、鳳凰三山の方面が広がっています。 | ||||
太刀の抜き岩でもゆっくり展望を楽しみ、再び登山道へ。 | ||||
次は白山展望台へ。 |
||||
白山展望台。足元は花崗岩の風化された白砂利がきれいです。 | ||||
白山から |
||||
パノラマ台に近づくと、賑やかな声が聞こえてきました。左手見上げたところがパノラマ台。木の間越しに歩いている人が見えます。ロープウェーの山頂駅ですからさぞや賑わっていることでしょう。 | ||||
賑やかな山頂へ行く前に白砂山へ寄り、そこでお昼休憩をとることに。 | ||||
この登りで今回の山行中、初めてご夫婦らしきお二人とすれ違いました。 | ||||
白砂山 | ||||
パノラマ台から最高峰の弥三郎岳。 | ||||
白砂山、先端の方に行ってみました。此処に来る人はいませんでしたので、貸切のランチタイムです。 弥三郎岳に登る人の姿がはっきり見えますが、コチラから見ていると足が竦むような光景です。 |
||||
水ヶ森から帯那山にかけての稜線:白砂山より | ||||
パノラマ台の向こうには金ヶ岳、茅ヶ岳、太刀岡山、曲岳や黒富士方向の山塊:白砂山より | ||||
1時間ほどゆっくりして戻りますが、その途中からの富士山(ズーム)。この日は霞がちなお天気でした。登山道寄りの方で若者が休憩中。ずっと続いていたヤッホーの声の主達でしょう(^^ゞ:白砂山より | ||||
登り返してパノラマ台へ。山行中は白砂山まで来て二組に出会っただけですが、さすがにここは観光客で賑わっています。ザック姿の我らは完全に浮いていたかも(笑; | ||||
ロープウェイで簡単にこのパノラマ台まで登ってこれます。 | ||||
神社がありましたので先ずはお参り。羅漢寺というお寺ではなく、神様でした。 | ||||
お決まりの狛犬ショット! | ||||
パノラマ台からの展望。 目の前にさっきまでいた白砂山、奥に薄っすらと富士山(左写真)。右は南アルプス方面。 |
||||
南アルプス(ズーム)・・やはり霞んでいます。 |
||||
パノラマ台から移動して展望台。 | ||||
展望台からさらに奥の弥三郎岳へ。 | ||||
金峰山を望む:弥三郎岳山頂より 狭い岩場の山頂で、人もいましたので、山頂の全体を写すことは出来ませんでした。でもふざけたりしたら危ない場所です。足を滑らせて滑落したら、間違いなく大変なことになるでしょう。でも柵も無く、小さい子や年配の方々が大勢入れ替わり立ち代りピークに立っていました。私達も・・・^_^; 眼下に通行止めと書かれた札のあるロープが見えましたが、ここからの下山ルートは今はあるのかどうか? |
||||
金ヶ岳や茅ヶ岳ほか、山梨の山並み:弥三郎岳山頂より | ||||
長居できる場所ではなかったのでさっさと下ります。正面の岩は登りやすいように階段状に削られていますが、松の木が邪魔するのでザックは下において行けば良かったです。 | ||||
ところで最高峰の弥三郎岳にあると思われた山梨百名山の山頂標柱はそこにはありませんでした。確認しながら戻ってくると、なんと最初に立った、パノラマ台にありました。ロープウェイを下りて直ぐの場所に・・・^_^; | ||||
パノラマ台でまたまた大休憩。よく休みます(^^ゞ今回はのんびりハイクですから・・・^_^; 此処なら茶店で頼めばいいようなものを!甘酒を持ち上げていたのでつくって飲みました。愛知の盛田の甘酒、極ウマなんです。 |
||||
金峰山を眺めながらたそがれな二人(笑; | ||||
こんな紅葉が今年は少なかったようです。もしかしたらこれからまだ楽しめるのかもしれません。ご確認のうえお出かけください(^^ゞ | ||||
予定通り下山はロープウェイ。片道550円(往復1000円)。 定員は40数名ですが、ギュウギュウ詰め。ザックを背負っていて迷惑がられたことでしょう、一緒に乗り合わせた方々、スミマセンでした^_^; 端っこに移動することも出来ず、どうしようもありませんでした。 |
||||
ロープウェイに乗る時、下りてきたのが捜索隊の方々。大勢いらっしゃいました。不審に思いながら下りてきたのですが、一見穏かそうな場所を少し歩き出すと・・・ | ||||
消防車と消防団員の方々が点呼しておりました。 | ||||
そしてヘリの音。山頂周辺をぐるぐる回っています。 気になりつつ我らは昇仙峡見物へ。 |
||||
きれいな仙娥滝 |
||||
岩岩な通路 |
||||
この岩の割れ目にはなぜか一円玉がびっしり。縁結びのつもりでしょうか? | ||||
やはり紅葉はイマイチでしたがきれいな山の岩肌です。 | ||||
石門 |
||||
↓ 覚円峰(左、かくえんぼう)と天狗岩(右) 覚円峰は、その昔 覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で 修行したと言い伝えられているのだそうです。 食料はあらかじめ運び上げたのでしょうか? それともお弟子さんが運んだ? あるいは断食? |
||||
だいぶのんびりと歩いてしまいました。 日が短くなりましたがあとは舗装路を行くだけです。 |
||||
紅葉や奇岩を眺めながら歩いていると、またヘリの音。山頂の周りを何度も探索しているように見えました。さっきは見つけられなかったのかな・・・と思いつつ、再度暗くなる前の捜索なのでしょう。 | ||||
ところが、この遭難騒ぎはお粗末な顛末が待っていました。気になっていたので翌日のニュース(yahoo毎日新聞より)を見たのですが、遭難はしていませんでした。良かったですね〜と言いたいところですが、会社の同僚とツアーで来ていた42歳の男性が、黙って埼玉の自宅に帰宅しただけ。集合場所に来なかったのでツアーガイドが110番して、県の消防防災ヘリ「あかふじ」が出動するという、遭難騒ぎになったのでした。男性にはもちろん怪我も無く、無事だった訳ですが、人騒がせなことですね。甲府署で事情を聞くそうですが、その内容までは分かりません。 岩場の山頂で落ちたら大変と実感していた場所が場所だけに、断りも無く一人で勝手に帰ってしまったのでは、そりゃツアーガイドも同僚も慌てますよね。どうしてそんな行動をとったのか、原因は分かりませんが、捜索のために二次遭難が起きていたり、もっと大変な火災や災害が起きていたら取り返しがつきません。ヘリ出動の費用も莫大だったと思うのですが、どうなるんでしょうね? 昔、息子が小学生一年の頃、近くの小高い山の公園に遠足に行った時のことです。小学校からはバスで行ったのですが、一人勝手に自宅に帰ってしまったことがありました。このとき先生方は大慌てで大変だったそうです。事故にでも遭ったら大変、あるいは誘拐かも・・・とかなり心配されたことと思います。でも今回は42歳の社会人・・・。とにかく無事で良かったと素直に喜べない今回の出来事でした。 |
||||
だんだんと薄暗くなりましたが、写真よりは明るい時点で羅漢寺の文字を見つけました。山頂ではなく、渓谷沿いにありました。 | ||||
渓谷にかかっている橋を渡っていきます。 | ||||
この先はハイキング道に続いているようでしたが、もちろん羅漢寺にお参りしただけでした。 木造五百羅漢像が154体あるそうです。 |
||||
締めくくりに羅漢寺にお参りできてよかったと思いました。 元の道に戻って一気に駐車場へと向かいますが、前日のようにバスに間に合わせる訳ではないのでヘッデンを出して歩き、駐車場着は17:30 お昼過ぎくらいには下山のつもりだったのに、一日がかりの山行になってしまいました。 ともかく羅漢寺山を存分に楽しんだ気がします。昇仙峡はまたいつでも行けそうですが、紅葉のきれいな時に行ってみたいです。 |
||||
帰りは近くの甲斐市、神明温泉志摩の湯(600円)で汗を流し、初めて双葉SAから入りました。食事と仮眠してから空いている中央道で帰路に。 | ||||
|
||||
奥秩父:羅漢寺山(山梨百名山)〜昇仙峡 (らかんじやま1058.3m=弥三郎岳 クリック地図 ) |
||
|
||
前日、黒金山から西沢渓谷を歩いて疲れてしまい、連休最終日はのんびり歩きに変更。昇仙峡を形成している羅漢寺山から昇仙峡へと回って紅葉見物にしました。紅葉は例年ならもう真っ赤だと売店のおばさんが話していましたが、温暖化のせいか今年はまだそれほど色づいていないようでした。これからでしょうか。 |
||
H20年11月3日(月) 天気;晴 Member.2人(トシちゃん、sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 市営駐車場、長潭橋8:23〜休憩(朝食)9:05-10:05〜分岐10:44〜太刀の抜き石11:17-30〜白山11:45-50〜白砂山12:33-13:20〜パノラマ台13:49〜弥三郎岳14:10〜パノラマ台14:30-15:10==ロープウェイ==西沢渓谷散策〜市営駐車場17:30 |
↑ 昇仙峡で |
|
|