丹沢;大山北尾根
(おおやま1251.7m)
   見事な樹林帯があり、人が少なく静かでとてもいいコース

 H12年2月11日(金)当日発・ 天気;快晴
   Member.8人(今井、宮沢、山口、松田、蒲原、田島、畦蒜、石原)

【大山北尾根】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)
(ヤビツ峠行き秦野発8:18)ヤビツ峠9:10〜大山山頂10:05-25〜丹沢山の好展望場11:05-25〜一ノ沢峠12:28〜黒岩12:55-13:15〜物見峠14:28-38〜煤ヶ谷15:45(本厚木行きバス15:54発)
(所要時間約6時間35分・・休憩含む)

 【ひとこと】
 大山も身近に楽しめる山でよく行きますが、北尾根は初めてでした。見事な樹林帯があり、人が少なく静かでとてもいいコースです。黒岩からは登山道が少し崩れているところもあり、歩き慣れていない人には不向きかも知れませんが、今回同伴のビギナーは頑張って歩いていました。
 雪は大山山頂北斜面に少しあった程度です。


 【レポート】
 ニューフェース二人含めて久々大所帯の日帰り山行となった。コースは部分的に歩いているが、北尾根は初めてだった。知らないところを歩くのはいつもながら楽しみだ。

 待ち合わせは秦野駅。当初の予定は蓑毛から歩くことになっていたが、人数が多く、新人もいるということでヤビツ峠からに変更になった。

 ヤビツにはトイレがあるが水は飲用に不適ということなので注意。皆で挨拶をして登り始める。山頂までは約1時間のコースだがこれがなかなか辛い。ただでさえ歩き始めの1時間ほどはきついのに、そのうえ階段が多いときている。何回も歩いているが、やはりなかなか慣れないものだ。

 途中で富士山が見えてくる。なおも頑張っていくと山頂直下あたりで丁度良い富士山の展望場がある。そこで足を止めしばしその風景を楽しむ。そこから5分も登れば山頂だ。トイレの前を通り、伊勢原や海の見える場所に行き休憩するが、霞がかかり遠望はきかなかった。ここはいつもこんな感じだなと思いながら眺めていた。

 山頂の雪は端に少しある程度だった。それでもこれから北斜面になるからとそれぞれにスパッツをつけ始めた。私もつけようと思ったが、翌日使うことを考慮し、雪も少なかろうと判断してやめた。

 下り始めは滑りそうだったので気をつけていく。ベテランの先頭は豪快に下りていく。雪がついているのもわずかな距離で、やがて蜥蜴をきめこみたいような落葉樹の日溜まりハイクになった。いいなぁと口々に言いながら展望の良い場所で休憩。丹沢山や宮ヶ瀬湖を一望する。

左【黒岩手前の沢を渡る】

 緩やかなアップダウンをいくとカヤトや鉄塔が現れ、そこからは杉桧やアセビの樹林帯となった。展望は利かなかったがそれぞれにおしゃべりを楽しみながらどんどん下っていった。途中モミや栂などの見事な大木に驚き、リーダーから「昔は御用林として保護されていた」と大切にされていた歴史を教えてもらった。次々に出てくる知識に一同さらに驚く。一ノ沢峠でヤビツ-宮ヶ瀬湖を繋いでいる林道への分岐となり、そちら方面にも見事な樹林帯があるのだそうだが、私達は黒岩方面へと下っていった。一旦林道に出るが横切って更に下り沢にでる。壊れかかったような木の梯子が不安定な状態でそこにあったがそれを伝ってなんとか対岸に渡った。そこで休憩。

 唐沢川出合方面への分岐で物見峠方面へと向かったが、沢伝いの気持ちのよい登山道の反面、崩れている所もあってやや歩きにくい所もあった。途中リーダーの声がかかり、川縁の石にそれぞれ腰掛け1分ほど瞑想。そっと目を閉じると水音だけが響く。それぞれの思いは様々だが、大半がビールの音に聞こえたといった淋しい?反応だったような。天気は快晴、下山後は新人の歓迎宴会の予定となれば気持ちは早そちらへ向こうというものだろう。

 物見峠で煤ヶ谷へ向かうか辺室山に向かうか検討。疲れている人も出ているため予定通り煤ヶ谷へ向かうことになった。一カ所だけちょっと崩れているところがあったので注意して通過。林道に出ると右からの谷太郎林道と合流するが、そちら側に少し行けばトイレがあるそうだ。

 左へ行けばバス通りに出る。煤ヶ谷バス停から本厚木へ。居酒屋へ向かうメンバーとはそこで別れ、私だけ帰路につく。明日は夫と奥多摩だ。