丹沢・大山
 (おおやま1251.7m)
 またまた足慣らし

 H15年10月11日(土)
  天気;晴
  Member.2人(夫婦)

  【誰も居ない大山山頂で】右
 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

ヤビツ峠5:40〜大山山頂6:55-8:00〜(夫の友人と遭遇8:40頃-9:00頃)〜(夫の知り合いに遭遇、少し立ち話)〜ヤビツ峠9:20
(所要時間約3時間40分・・入山から下山まで。休憩全て含む)


 思いっきり歩きたいものだが捻挫が完治していないし、母が入院中なので、軽く早朝ハイクを楽しんできた。当日は兄弟が見舞いに来るので昼前までに帰宅したかったため、前夜の内に登山口へ。蓑毛から登ろうとしたがドライブの若者で駐車場が満杯、上のヤビツ峠へと向かい車中泊。

 5時前に起床し明るくなるのを待って出発。しばらく山へ行かない内に、ずいぶんと夜明けが遅くなった。慣れた山道だからもう少し早めに出ても良かったのだが、また躓いても困る(^-^;

左【表尾根から塔ノ岳への稜線、左上に富士山】

 山頂までは誰にも会わず、静かな山歩き。こんな静けさが気持ちいい。天気は良いという予報だった。しかし明日から崩れるという予報を頷かせるような生温かい風が吹いてくる。それでも山頂に近づくほどに爽やかな涼風に変わっていった。下社分岐手前の展望場からは、富士山が見えていた。 すそ野は隠れていたが、久しぶりに眺めた富士山だった。

左【山頂へ】

 鳥居が見えれば頂は近い。山頂もやはりまだ誰もいなかった。いつも人であふれる山だからこんな経験は初めてのことだ。阿夫利神社の奥社がいつもより厳かに見える。とっても気持ちよかった。

左【朝食はおうどん・・】

 少し霞んではいたが眼下に秦野の街や相模湾が一望。しばらく眺めてからベンチに荷物を置き、朝食の用意。温かいうどんにしたが、思ったより気温は寒くはなかった。それでも汗かいた体が冷える前にそれぞれ一枚羽織る。食後のホットコーヒーがまた美味しい。夫が兄たちに電話をかけたら、同じ山頂でも場所によって圏外、微妙な場所の違いでやっとかかっていたようだ。 山頂ではゆっくりしたが、下山するまで結局誰も登ってこなかった。

 下りは北尾根を行こうかと思ったが、地図を広げてタイムを見るとお昼までには帰宅できそうもない。つまらないが同じ道を戻ることにした。しかしこの選択が、夫にとって思いがけない再会をもたらした。

左【25年ぶりに同級生と再会!】

 しばらくはこのまま誰とも会わずに下山してしまうかと思われるほど静かな山歩きを楽しんだ。そのうち一人会い、二人会い、10数人とすれ違ったあと、前を行く夫が足を止めて一人の男性と話し出した。知り合いらしいがはじめは誰か分からなかった。会話の中で、まもなく高校、大学と一緒だった一沢さんだと私にも分かった。25年ぶりの再会だそうで、互いに嬉しそうな笑顔だ。私は私達が結婚した頃お会いして以来だから30余年ぶりになる。学生時代の話や、旅行の話のたびに“とっつあん”と呼ぶニックネームはよく夫から聞いていたが、それにしても25年ぶりで、よく分かったものだと驚いた。なんせ二人の風貌、学生時代とは及びもつかない・・・(^-^)

 話は尽きなかったが今度一緒に登ろうと話し、これから登る一沢さんと分かれて下山した。しかし思いがけないことに、またしても夫が知っている人に出会った。教え子の高校生を引率していたので少し話しただけだが、こんなこともあるのだと驚いた。ヤビツ峠はもう近かった。

 ヤビツ峠の駐車場はいっぱいだった。塔ノ岳への表尾根を行った人も多いだろう。ヤビツを後にして、帰路につく。東名はまだ空いていて、予定通り早めに帰宅することができた。