丹沢・大山
(おおやま1251.7m)

朝ゆっくり出かけられる山 その2!?

 H17年3月12日(土)
  天気;晴後曇り
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
大山ケーブル登山口12:10〜おいわけ12:20〜阿夫利神社下社12:55-13:05〜ヤビツ分岐14:13〜大山山頂14:25-15:00〜ヤビツ峠15:50
(所要時間3時間40分・・休憩含む)

【大山山頂】

 今日はどうしようかなぁ・・・と思いつつ、いつもより1時間遅く起床。それでもいつものように家事をしながら出かける準備もしっかり進行。夫も起きてきて行き先は大山に決まった。この日の天気は良い。出来れば朝早くでかけていれば最高だったのだが、このごろは休みの日くらいゆっくり寝たい気持ちの方が優先してしまう。とにかく地図と飲み物、レーション、デジカメ、ヘッデン、傘など簡易ザックに詰めてそれでも先週より2時間も?早く、10時に出発した。
 電車もバスも時刻表を調べていなかったので、電車の乗り換えのとき神奈中(神奈川中央交通)秦野営業所に携帯で尋ねた。ヤビツまではバスが出ているが午前中はもう無いとのことで、ヤビツからの帰りの時間のみ確認。道路の積雪は心配ないようだ。とにかく伊勢原から行くことになった。
【ウヘッ!階段だぁ〜】


 伊勢原駅でお弁当を少し買い足して、4番のりば11時45分発の大山ケーブル行きに乗る。この時間だから空いていた。
 終点からとりあえずケーブル乗り場のおいわけ方面へと歩き出す。お土産屋さんをのぞきながら行くのは楽しい。帰りなら買う楽しみもあるのだが(といっても買わないことが多いが・・)、往きはただ眺めるだけ。
 ケーブルはすぐ出るところだったが、乗らなくてもヤビツ峠発のバスに充分間に合いそうだ。歩くことにする。おいわけからは以前・・といっても30年近く前に上の子が幼稚園のころ登ったことがある。そのとき男坂を歩いたと夫は言う。私は覚えていないのだが今回は女坂を行くことにした。女がつくからには緩やかな登りだと思ったら大間違い、夫の嫌いな階段ばかりの登山道だった。
【下社】

 小さい子供連れの家族や若いカップルが登っているくらいの静かなコースだった。早朝は混んだのかもしれない。
 下社もまた閑散としていた。翌日は登山マラソンが行われるそうで大きな横断幕が張られていた。私などは普通のマラソンさえ苦しいのに・・・。苦しさ2倍どころか2乗だよ・・と思ってしまう。すごいなぁ・・(@.@)
 境内のはずれで小休止し、再び歩き出そうとしたら年配のグループが下りてきた。平均すると70代ではないだろうかと推察しつつ、元気に歩かれる皆さんにあやかりたいものだと夫と話した。
【しばらくは歩きやすい登山道だが・・】

 下社からしばらくは階段の無い歩きやすい登山道だった。よかったねぇと喜んでのんびりと登っていく。途中下山してくる人に数名すれ違っただけの静かなコースだった。時間が遅かったせいもあるだろうが、大山にしては珍しい。大勢に歩かれているという証拠に登山道は沢のように窪んでいる。石で階段が作られているところもやはり出てくる。大山は信仰の山で古くから登られているのだから無理も無い。
【残雪がまだある】
 富士見台を過ぎ、ヤビツ峠分岐の少し手前から少しずつ残雪があった。午前中の暖かい陽気と大勢の人に歩かれた跡で既に茶色がかったシャーベット状。アイゼンの跡はほとんど無かった。
 だんだんと下りの人ともすれ違うようになりやはり登山者は多かったのだろうと推察。しかし鳥居をくぐり、山頂へ到着すると3,4名いただけ。静かな山頂だった。
【山頂の奥の院】
 山頂からの展望は少し霞んでいた。空はやや曇り空になり、気温は10度ほど。下るころには4度・・かなり冷えてきていた。
 テルモスの温かいお茶を飲みながら遅い昼食を食べていると、途中で会った若い三人(甥、姪と叔父だそうだ)も登ってきた。時間を聞かれたのをきっかけに何かと話しかける夫(おせっかいうるさかったでしょう?ごめんなさいね^^;;)。 ヤビツ発のバス時間に充分間に合うのを確かめ、頃合をみて下山。山頂直下は雪で滑りやすいのでストックを出し、注意して下りていった。
【表尾根のむこうに富士山、肉眼では見えたのだが・・】
 登ってきたコースとの分岐をヤビツへと向かうと間もなく富士山の展望場だ。曇り空になっていたし、時間的にももう見えないだろうと思っていたら、うっすらと眺められた。なんてラッキーなのだろう。同ルートを下りると言っていた上の三人を急いで呼びに行く私もけっこうおせっかいかも。
 ヤビツ峠へのイタツミ尾根の残雪は思ったより続いていた。今夜は気温が下がるという、翌日早朝は凍るだろうから要アイゼンだろう。
 バス時間は15:51発と16:16発。峠には15時50分着でぎりぎり前のに乗れた。思ったより早く下山でき、明るいうちに秦野駅に到着。
 今回も気楽な山歩きができ満足。