奥多摩; 大岳山
(おおたけやま)

娘と知人とのんびりハイク


 H8年4月13日(土)当日発 ;
  Member.計3名

御嶽駅6:58-7:28発〜ケーブル下(滝本)7:38-7:55発〜御岳山駅8:5〜
 御岳神社〜大岳神社〜大岳山10:50-12:40〜大岳神社(大岳山荘)〜
 白倉分岐〜白倉〜払沢の滝バス停〜五日市駅


 昨夜思わぬ来客で睡眠時間が2時間。お弁当はコンビニで間に合わせることにした。おにぎり、パン、ゆで卵、その他諸々を買い込み、娘はニコニコだ。

 1年8カ月ぶりに一緒に歩く73歳の知人と立川で待ち合わせ、以前より早めの青梅線で出発。車窓から、朝日に染まる桜や梅を眺め、とても懐かしかった。

 大岳は山登りを再開して、最初に登った山だ。コースを替えては何回も登り、何回も眺めた。特に「初山行の予定」と書かれていた今回の同行者の年賀状を見て、驚かせてあげようと一人登った事を懐かしく思い出す。樹氷がとてもきれいだったっけ。

 ケーブルで御岳山に登り大岳へと進むが、しばらくは緩やかなので、娘は喜んでいる。体力もあり、たまにはこうして母親孝行をしてくれるが、苦しい登山はやはり嫌なようだ。鼻歌でもでそうなハイキング程度が良いのかもしれない。三人で和気藹々とコースを進んだ。この日はとても寒くて、霜柱があり、山荘近くには昨日か数日前に降ったらしく雪まで残っていた。ざくざく踏んだり写真を撮ったり。

 山荘の展望台で休憩したがこの時の富士山の素晴らしかったこと。真っ青な空に緑の山々、真っ白な富士山。なぜこうも日本人は富士山を喜ぶのか、見る度に驚喜している自分が面白い。山荘から山頂までちょっとした急登だがやがて芽を吹き出す木々を見上げると、真っ青な空が広がって、とても気持ちがよい。

 山頂は土曜日とあってやはり人が多かった。朝の寒さと比べ予想以上の暖かさ、上着も要らなかった。寒いと思ってカップラーメンを用意したが、その心配は無用だった。しかし山頂で温かいものを食べられるのは嬉しいし、楽しい。お腹も気持ちも満ち足りた思いで白倉へと向け下山。

 急坂の下山が苦手な娘は恐い恐いと言いながら下りる。針葉樹林は趣がないが、歩いている土の感触はとても気持ちがよいと言う。アスファルトを歩き続けている足には優しく感じるのだろう。

 白倉に下りて乾杯。バスの時間には間があったので里の花見を楽しみつつ払沢の滝バス停まで歩いた。歩きながら今日、ヒガラやミソサザイ、シジュウカラの鳴き声を教えていただいたのを思い出していた。

 乗り物に乗ると、寝不足の疲れは一気に睡魔と共に引き出されてしまった。