奥多摩・大岳山
 (おおたけさん1266.5m)
 青梅線が止まったから大岳山へ!?

 H15年10月26日(日)
  天気;晴
  Member.単独

  【大岳山山頂】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

御嶽駅=(バス)=滝本ケーブル下=(ケーブル)=みたけさん(山頂駅)12:50〜大岳山山頂14:38-50〜御岳山ケーブル駅分岐16:15〜滝本ケーブル下16:50=(バス)=御嶽駅
(所要時間約4時間・・休憩含む)


 山仲間とのキャンプで朝6時頃起きると、夜通し飲んでいた人数名が起きていた。いつものことながらよくやるよ(^o^) 食事などさらさらしそうもないが、支度をすればなぜか皆食べる。朝でも食べて飲んで、おしゃべりして居眠りして、みな気持ちよさそうだ。山の会なのに、みんな山に行く気はないようだ。予定のある人は次々に帰っていった。こうしてみんなで集うのが久しぶりだから私はしばらく一緒につきあう。といってもまさか朝からアルコールは飲まない。

 話していると、空はだんだん明るくなってきてピーカン。暑くなってきた。どこか近くの山を歩いてもいいなと思っていたが、暑すぎるし時間も中途半端になってしまった。何人かが温泉に行ったので、私は帰宅することにした。再びシュラフやら詰め込んだザックを背負い、奥多摩駅へ。ところが電車に乗るとき車掌さんが、人身事故のため青梅までしか行かないと言う。それなら車で送ってもらおうと、切符を払い戻して再びキャンプ場へ戻った。

 しかしみんなまだ温泉から戻ってきていなかった。待っている時間も長く感じられ、その内には電車も動くだろうとまた駅へ向かった。まだ青梅どまりだったがそのまま乗車。時既に正午。しかし青梅で停まっては身動きできず、それなら近くの山を少しだけでも歩いてこようと御嶽駅で下りた。ここで青梅線回復と聞いたが電車は行ってしまったので、とりあえずバスで滝本のケーブル下へ向かった。

 ケーブル駅で昼食用にきんぴら入りのお饅頭を買い、ケーブルで山頂駅へ。この時点で日ノ出山に行こうか、大岳山に行こうかと、まだ決まっていなかった。ほとんど成り行き任せ状態。ただ観光客が多く、やや大きめの荷物が周囲の視線に晒されて恥ずかしかった。ケーブルを降りて御岳方面へ向かって行くも、うつむいて歩いていった。

  既に午後1時近いことでもあるし、1時間ほど歩いて日ノ出山でお昼でも食べようかと分岐を日ノ出山へととった。でもどうせなら大岳山の方へ行きたいなぁ・・という気持ちがあって、次の分岐で瞬時に15時を目処に引き返そうと決め、大岳山ピストンにルート変更。

  それからは黙々と歩いていった。ここも歩き慣れたコースだが、緩やかながらも下り始めるとすぐ後悔。軟弱にも、最後にここを登りなおすのは嫌だろうなぁ・・と思ってしまった。それでも歩き出してしまえば休まず、飲まず、食べず、写真も撮らず、ひたすら前へと進む。西東京バスのスタンプウォークというイベントなのか、周回のハイキングコースには団体数グループ行き合うほどの混雑だった。水場から大岳山へ向かうとその数はぐんと減ったが、大岳山から下ってくる人はそれなりにいた。

左【セキヤノアキチョウジ】

 途中、セキヤノアキチョウジを見つけたときは足を止めそうになったが、それさえ写さず通過(しかし下山時に写した)。紅葉はやはりまだ早いようだった。黄葉しているものは早くも枯れているようで、今年はあまりきれいではないように思えた。

 滑落注意の看板がやたら目につくようになると、大岳山荘は近い。何とか15時前には山頂につけそうだ。大岳神社でお詣りして、我慢の急登20分。登りは私くらいかと思ったら、前に犬をつれた女性が登っていた。そして山頂。無事に15時前到着。山頂にはまだ数名いた。

 富士山はもう見えなかった。ここから眺める富士山の風景は好きなのだけれど、残念。お天気は良かったから、昼間はきっと見えたのだろうな・・。それでもススキの咲いている夕暮れのような風景が何とも居心地良かった。ケーブル駅で買ったきんぴら入りの“ちゃーちゃんまんじゅう”で遅いお昼を済ませながら、その展望を楽しんだ。犬を連れた女性と少し話してから同ルートを下山。今度は急ぎながらも写真を撮りながら行ったが、日の光は弱く、良い写真はとれなかった。

 ケーブル駅近くまで来たときまだ明るかったし、ケーブル代がもったいなかったので、滝本ケーブル下まで歩いて下りることにした。以前登りで歩いたことがあるが、舗装道で快適とは言えない。人と会うこともなく、バイクと車がそれぞれ一台通っただけだった。

 ケーブル駅からはさすがに歩く気にならなかった。走り出したバスに何とか間に合って、御嶽駅へ。運良く電車の連絡良く乗り込むと、なんと今朝キャンプ場で分かれたばかりのMさんにバッタリ。Mさんは岩トレで東日原の方に行っていたのだった。立川までいろいろと話が出来て、楽しかった。