台高山脈 ; 大台ヶ原
 (おおだいがはら1695m)
 このGWは夫婦で大台ヶ原と大峰山脈を歩いてきました。神奈川から紀伊半島まで車での往復、往きは10時間帰りは11時間。食事タイム、休憩も含みますが遠かった・・・
 どうせなら歩けるだけ歩きたいと思いましたが、帰りの渋滞にはまる前にと早めに帰宅し、5日は片づけ、テント干し、洗濯で終わってしまいました。
 周辺には登りたい山がいっぱい!ますます行きたい山が増えるばかり・・・

 H11年5月1日(土)前日発・天気;晴 : Member.2名(夫婦)


【大蛇グラ】右

【コース】
大台ヶ原駐車場10:05〜日出ヶ岳(1695m)10:40-55〜大蛇グラ12:00-10〜(昼食12:20-50)〜大台ヶ原駐車場13:40

 GWにもかかわらず、たいした渋滞に巻き込まれなかった。しかし、東名〜東名阪〜伊勢道〜一般道というコースをとったため往きは10時間かかった。東名阪から西名阪、一般道のコースの方が早かったそうだ。帰路はそのようにしたが、名古屋で道を間違えたのと東名で事故渋滞、雨で時速制限などあり、結局11時間かかった。

 当初は下の小処温泉から登る予定だったが、長距離運転で疲れている事を考慮し、気軽なハイキングコースを選ぶ。広い駐車場は9時半頃で既に満杯に近い状態。帰る頃には大型観光バスも沢山停まっており、あふれた車は道路脇にずらーっと並んでいた。トイレや土産物屋さん、食べ物やさんもあり、すっかり観光地だ。

 思った通り気楽に歩けるハイキングコースで先ずは最高峰日出ヶ岳へ進む。お花の時期にはまだ早かったようだが鳥のさえずりと、快晴の中のひんやりした空気がとても気持ちよい。日出ヶ岳山頂には展望台があり、昇ってみる。明日から歩く大峰山脈が一望でき、その距離をはかって夫は溜息をついている。私は人間の足はすごいと思ってしまう。

 そのあと大蛇グラ方面へ。途中正木ヶ原で日出ヶ岳をバックに写真を撮る。コースの随所に大台ヶ原の自然の説明が書かれており、30年ほど前との様子の違いなども紹介されている。今まで描いていた原生林のイメージはなるほどもう過去のものだったのかと驚かされる。新緑の芽吹きにもまだ早く、ツツジやシャクナゲも蕾はかたかったが、マンサクが目を楽しませてくれた。大蛇グラまでは気持ちの良いほぼ平坦なハイキング道。大蛇グラから眼下に見おろす東ノ川の谷は圧巻。名瀑100選の中ノ滝も見える。鎖で柵が出来ているものの足がすくむ場所だ。

 広い場所に戻って昼食をすませ、一気にシオカラ谷に下る。谷のせせらぎの側で休んでいる人も多かったがそのまま登り返して駐車場へ。ここが唯一今回のきつい場所だったと言えようか。

 今回のコース途中、鹿やコゲラを間近で見ることが出来た。鹿はすっかり人慣れしているようだった。ビジターセンターを見学し、お土産やさんで葛湯を飲んでから和佐又キャンプ場へ。