千葉; 鋸山
(のこぎりやま)
子供の頃自室の窓から眺めた鋸山へ、息子と共にフェリーで渡る。

 H6年3月27日(日)当日発 ;
 Member.計2名

 【コース】(=は乗り物、〜は歩き)
自宅6:00=(横横新道)=久里浜フェリー乗り場7:30=(フェリー)=金谷8:10〜鋸山山頂〜保田10:40(11:14発)=浜金谷駅=金谷フェリー乗り場11:30発=(フェリー)=久里浜フェリー乗り場12:10

 “息子(こ)の背(せな)に幼き歩み重なりぬ春の陽受けし鋸山に”

 実家の久里浜行くことになり、一緒に行くという息子の運転で早めに家を出た。道が混む前にと思って出たのだが早めに着きすぎたので、対岸の房総目指してフェリーに飛び乗った。車は親戚に預けてしまった。山には登りたくないという息子も行かざるを得なかった訳だが天気は良し、気楽に歩けるコースだから大丈夫と励まして行ったところがやはり彼は若い。登りのペースの早いこと。大学のゼミで海上自衛隊合宿をした直後だったから、このコースなどは何てことない。

 御殿場の山岳会なる親子連れの団体にくっついて、登山道にすがるやあれよあれよと追い抜いて行く。私は子供の頃一度登ったことがあるが、もう30年以上前のことで、あまり憶えていない。でももっと自然な山の中を歩いたような記憶がうっすらと残っている。山道を走り下りて、翌日の登校の際、筋肉痛でロボットのように歩いていったという情けない思い出のある山だ。

 その頃に比べ、人工的なものが増え、車で上の方まで行くことが出来、ちょっと興醒めな思いもしたが、潮の匂いと、子供の頃眺めていたこの山はやはり懐かしかった。