裏磐梯・猫魔ヶ岳〜雄国沼〜雄国山
(クリック地図)(ねこまがたけ1403.6m〜おぐにぬま1090m〜おぐにやま1271.2m)

 

 前日は蔵王の樹氷見物。当初トシちゃんの予定ではモンスターと一夜を過ごそう〜でしたが、数日前偶然にもさすらい人さんから蔵王とこの猫魔ヶ岳に声を掛けて戴きました。蔵王はちょうど予定していたとはいえ我らの目的はモンスターで山形、さすらい人さんは宮城。ということで猫魔ヶ岳にご一緒させていただきました♪
H21年3月1日(日)
  天気;晴れ
  Member:4名
  (さすらい人さんebiyanさん、トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩含む) 

猫魔スキー場=(リフト350円)=リフト山頂駅9:05〜猫魔ヶ岳山頂10:00-13〜同ルート少し戻って分岐10:35くらい?〜雄国沼湖畔11:18くらい?〜対岸着(雄国小屋)11:25〜稜線(休憩)11:50-12:20〜雄国山山頂12:40-46〜1164P13:37〜雄子沢(おしざわ)口に下山14:00【休憩含む所要時間約5時間00分】

猫魔ヶ岳山頂で:バックは磐梯山

今回のルート


 朝食は昨日蔵王山頂(熊野岳)で食べ損ねたうどんでした^_^;

 雄子沢駐車場に8時半集合ですが、前夜は道の駅裏磐梯で車中泊。さすらい人さんとは事前にここで合流でした。去年は佐渡や安蘇山塊二股山、沼田の戸神山、残雪の尾瀬などご一緒させていただきましたが、その時以来です。
 しばし歓談のあと、集合場所の雄子沢登山口の駐車場へ。途中桧原湖の写真など撮りながら行きますが、私は宿題のGPSと地図の記入が不完全なため、せっせと先生の地図をお借りして急ぎ転写中・・・^_^; で?あの山は何ですか〜(^^ゞ

 雄子沢(おしざわ)登山口。

 今回は久しぶりにebiyanさんも一緒です。丹沢、飯士山、伊豆ヶ岳、武甲山、そして蔵王の縦走のときにもお世話になりました。なんと直近でも9年ぶりになります。

 ebiyanさん変わったかな〜と思っていた所へ着いた車から下りた女性が丁寧に我らに挨拶されるものだから「?思わずebiyanさん?」と人間違いしてしまい、「そうよ、小柄な人じゃなかったじゃないの・・・」と、ひとり苦笑いしてしまったのでした。
 準備をしていると間もなくebiyanさんがやってきました。今回は4人です。

 久しぶりのebiayanさん、変わっていませんでした。10年近くたてば、お互い年はとりましたが(笑)。少し痩せましたか?

 挨拶のあと話が弾みますが、ebiyanさんの車にみんな乗って、猫魔スキー場へ移動します。


 右端の山頂までいくリフトに乗りますが稼動は9時。リフト券(350円)を買って少し待ちます。
 このメンバー(さすらい人さん、ebiyanさん)3人で歩いた飯士山を懐かしく思い出します。1月末でしたが、この時は私もまだ下手なスキーなどしてお二人の足を引っ張ったものです^_^;

 猫魔だから猫ちゃんがいます(^^♪
 リフトで上に上がると目の前に堂々と磐梯山。

 スノーシューを履いて出発。

 いきなりとても幻想的な風景が広がりました。
 あれは何?・・・って白い湖面は雄国沼です(^^ゞ思いがけない風景に頭の中の地図がぶっ飛んでます^_^; 遠くに見える白い山は御神楽岳のようです。ず〜っと新潟との県境の山並みが一望ですが、何てったって感動したのは・・・

 コチラの山。

 飯豊連峰でした。

 連峰といっても本山が右端の方になり、
えぶり差岳に続く山並みは奥になるため見えませんが、
これだけでも充分迫力あります。

前方に猫魔ヶ岳。右の山のてっぺんに猫石。




猫魔ヶ岳の方へはスキーヤーも。

 久しぶりにおしゃべりしながら。

 左は常に磐梯山の姿。
 霧氷も残ってました。

 気持ちのいい稜線です。





吾妻連峰。手前に桧原湖、小野川湖、秋元湖。


 カモシカ?

猫魔ヶ岳に近づくにつれ青空が広がってきました。
雄国沼、その右奥に雄国山、そして奥に飯豊山。



歩くコースも一望。猫魔ヶ岳に登った後は、
雄国沼に下りて対面の雄国山稜線を行きます。







リフト山頂駅から歩いてきたルートを振り返ると
奥に白い山並みが見えてきました。
朝日連峰や蔵王のようです。

 磐梯山。


 猫魔ヶ岳山頂。バックは磐梯山。

 山頂標柱は埋もれているようです。
 猪苗代湖。

 吾妻連峰。
 飯豊山。

 歩いてきたルート。リフトを降りて歩き出してから猫魔ヶ岳山頂まで1時間。写真を撮りながらかなりゆっくり歩いています。
 さすらい人さんの記録を見て、いつか歩きたかったコース。まさしく素敵な風景に感激です。声を掛けていただいてありがとうございました。

 そろそろ下りて次は眼下の雄国沼へ。

山頂を少し下ったところから。
(注:アルツのリフトではなく猫魔スキー場のリフト)

 稜線をもどり、途中から雄国沼へ向かいます。これぞスノーシューの醍醐味ですが、いままでこのような山行をしたことがありませんでしたので、とても新鮮でした。

 写真ばかり撮っているのでお二人に遅れ気味^_^;
 GPSを使いこなしているさすらい人さんのノウハウをしっかり学びます(ホントに分かっているのか?>ワタシ^_^;)。基本はやはり地形図だと改めて再認識。

 とっとこ、とっとこ・・・・
 カモシカいないかな〜

 ホラホラ、また遅れちゃうよ・・・


 雄国山の稜線が上になってきました。雄国沼に近づいたようです。
 下降点をしっかりチェック。


 


雄国沼到着。
沼はしっかり凍っていました。
沼上にはテントが数張り。
スキーやスノーシューのトレース跡もあり、
我らも自己責任で沼上を最短距離で進みます。
これもはじめての経験♪
行かれる方はもちろん自己責任でお願いしますね(^^ゞ



対岸へ渡り、目の前の稜線鞍部へと登り、
右の雄国山へ向かいます。

 振り返れば猫魔ヶ岳(右から二つ目の山)。

 雄国小屋。立派な休憩舎です。中に数名休んでいましたが我らは通過。
 一先ず尾根に登り、雄国山へ向かう前に大休憩♪

 正面に飯豊山。
 山名は定かではありませんが、ずら〜っと並ぶ山並みは新潟との県境だそうで、今NHKで放映中の『天地人』の舞台の山並みでもあるそうな!

 パンと温かいコーヒーやお茶、戴いたお饅頭などでエネルギー補給して雄国沼を後にします。
 雄国沼山頂の展望台が見えてきました。お二人は良いペースでどんどん登って行きます。

 雄国山山頂。展望台に登らなくても夏よりはるかに見晴らしの良い山頂。

 ですが、雪が降ってきました(^^♪ 雪山らしい雪山歩きをしていなかったのでウキウキします♪
 一方磐梯山も姿を隠し、飯豊山や周囲の山並みも見えなくなってしまいました。

 展望は充分楽しみましたから満足です。
 雄国沼もここで最後の眺め。

 下りて・・・
 登って・・・って、同じように見えますがなだらかな気持ちの良い稜線歩きです。



 

 磐梯山、時折姿を見せてくれます。
 これは何の足跡?

 熊?狸?


1164Pを目の前にして鞍部へ。
予定ではここを登り返すのですが
下りられるようなら・・・とさすらい人さんが様子を見に・・・


 後ろにいるトシちゃんに伝えます。
 ちょっとウッキーなトシちゃん

 登り返したほうが良さそうと全員一致。
 向かう山頂にはまた青空が広がってきました。

 やっぱり気になるこの足跡。新しい・・・
 1164P.。最後のピーク。

 最後のピークでまたしても磐梯山。あと一息頑張れと元気をもらった感じです。
 さぁ!行くよ〜

 ん・・・
 この下りもまたスノーシュー大活躍!

 ここを下りるの〜?と戸惑う我らの目の前で「ここからが楽しい!ダウンヒル〜」とさすらい人さん、鮮やかに下りていってしまいました^_^; スゲー!トシちゃんとsanaeは唖然!付いていくしかありません(笑) なるほど!けっこういけるもんです!
 GPSと読図で見事に雄子沢登山口に下山!目の前に我らの車がありました!スゴッ!

 GPSといい、スノーシューといい、勉強になった一日!
 5時間の山行でしたけど、中身の濃い内容でした。

 猫魔スキー場へebiyanさんの車回収にはさすらい人さんの車で行かれるいうことで、我らはここで解散。

 新潟、宮城、神奈川の今回の組み合わせはこうして再会し、またいつかご一緒にと挨拶して別れたのでした。

 思えばこうして十数年来のお付き合いになるお二人です。今回もいろいろとお世話になり、どうもありがとうございました。