今回のトラック(赤線)
(青線は入れていったルート)
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いつものように前夜発。ETC割を利用して白河ICから一般道R289へ。H20年9月に開通したという甲子トンネルを通っていきます。手前に小さいトンネルを通過しながらいざ甲子トンネルへ入るとまだとてもきれい。全長約4、3キロ・・・長いです。福島県で一番長いのだそうです。でも無料。 |
甲子トンネルは開通してまだ2年もたっていませんから我が車の古いカーナビにはまだ入っていません。当然拒否反応を示しています。迂回路をとるようにと指示していますが構わず直進。「危ない、危ない!このまま行くと山に激突します」なんて、ナビが叫んだら面白いのに・・・と、眠気覚ましの会話です(^^ゞ
道の駅下郷で最後のトイレ休憩したあと、少し先を観音沼森林公園方面へと左折。そのまま道なりに行きます。舗装されたいい道路でした。 |
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途中舗装道からダートな林道になりますが、セダンでも入ってきていました。
仮眠して出発は7時20分過ぎ。 |
手前の駐車スペースは15台ほど可のようです。車はここまでと一応看板がありますが、この先にも駐車スペースはあり、入っていく車も数台ありました。
歩き始めからたくさんの山野草♪植物の名前は難しいので間違いも多々あるかもしれません。ご注意いただくと同時にご教授いただけたら嬉しいです。 |
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ミヤマカラマツ
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トリアシショウマ
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上の林道終点までは歩いても10分から15分。こちらにも4〜5台停まっていたと思いますがもう少し置けそうです。でもこっちに置いてはいけないのかな?
小雨が降ってきたのでザックカバーと傘をさして。 |
立派な林道終点と書かれた石塔ですが、これって必要なのかな? |
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ショウキラン(鐘馗蘭)
カメラを向けている方に教えていただきました。
名前は知っていましたが初めて見ます♪
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無葉蘭・・・葉のない蘭ということのようです。
ショウキのキは鬼という字かと思ったら馗のほうで「鐘馗」なんですね。
花の印象を頬当をした武者の顔に見立て、それから鬼を追い払う
鐘馗を連想した名前なのだそうです。
(鐘馗=中国で疫病神を追い払うという神。※国語辞典より)
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鏡ヶ沼分岐。 |
ウメガサソウ
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イチヤクソウ
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ウメガサソウも初めて見る花でしたが、写真がブレブレ・・^_^;
しばらくの間、登山道の両脇が刈り払いされ、やや広く整備されていましたが、ここは江戸時代のころより中街道(松川街道)として江戸と会津を結ぶ街道の一つだったそうです。 |
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濡れると滑りそうな丸木の橋。 |
トンボソウ
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石畳・・・風情がありますが
そうとばかりも言えない歴史もあったようです。
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一登りすれば大峠。 |
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大峠。
見上げるとニッコウキスゲがたくさん咲いていました。
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この大峠は戊辰戦争の戦場になった場所だとか。そのせいか、石仏がいくつかありました。 |
左へ行けば三本槍岳。まっすぐ行けば三斗温泉。三斗温泉は前を通っただけですがいつか泊まってみたいです(^^ゞ
もちろん今回は右の流石山へ。 |
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ハクサンフウロ
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コメツツジ
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オニアザミ
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イタドリ?
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ニッコウキスゲ
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ウサギギク
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ウスユキソウ
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シモツケ
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ヤマオダマキ
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ニッコウキスゲ・・・例年の咲き具合を知りませんが、
まだ咲き始めのほうでしょうか?
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蕾も多かったので来週の三倉山山開きの時は
お花も人ももっと賑わうのかもしれません。
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オトギリソウ
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ヒメシャジン
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テガタチドリ
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途中ではカメラマンがいっぱい。私達も撮影スポットを求めてしばらくのんびり。
那須、茶臼岳も見えてきました。 |
急な登りも写真を撮りながらのゆるゆる歩きですから辛くはありません。
少し青空も見えてきました♪ |
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ウサギギクも、 |
たくさん咲いていました。 |
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背後には三本槍岳(左端)から茶臼岳の稜線
足元にはニッコウキスゲなどたくさんの種類のお花畑。
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コバイケイソウ
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ゴゼンタチバナ
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雨は幸い止みましたが朝のうちはガスがかかってしまいました。 |
ガスが切れると足を止め、お花だけでなく展望も楽しみます。 |
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シャクナゲ
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?
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ウラジロヨウラク
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マルバシモツケ
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シャクナゲが満開。 |
流石山山頂。1812.6m。狭い山頂ですがちょっと休憩。ガスで展望得られず。
予定は三倉山までの往復ですが、雨ならばここで引き返す予定でした。 |
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ガスがかかっているものの流動的。大丈夫そうなので天気の様子を見ながらもう少し先に行ってみることにします。 |
眼下に沼原池と深山湖が見えてきました。沼原(ぬまっぱら)にもニッコウキスゲが咲くそうですが、その時期はまだ行ったことがありません。 |
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流石山からは小さなアップダウンの連続。晴れていれば飯豊を連想させる稜線と聞いていたのでガスがチョット残念でした。 |
アカモノ |
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ガスがとれれば気持ちの良い稜線。 |
ハクサンチドリ
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シナノキンバイ
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キスゲ小沼。 |
気温は15度。涼しくて気持ちの良い気温、そして涼風でした。 |
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五葉の泉 |
梅雨のさなかで各地では集中豪雨の所もあったりします。今回は雨を覚悟でしたが見上げると青空が広がって意外でした。 |
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大倉山への登りではシャクナゲの木が満開
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大倉山山頂。ここも狭いピークで女性二人と単独男性が座って休憩中。それだけでいっぱいな感じでした。持っている地図では三倉山まで30分となっていますが、標識には1時間と書いてあります。
先行していたお二人の女性は1時間ならここまでとするようでした。トシちゃんもそうしたかったようですが座る場所もなかったので少し先で休憩しようと進んでみます。先に行った所でも前を歩いていた男性がお一人で休憩中。 |
前方の山頂がガスで隠れていたのが良かったのか、先頭のトシちゃんそのまま前進。目の前のピークが三倉山と勘違いしたようです(^o^)/ |
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大倉山からの稜線添いにガスが立ち込めて、回り込んで歩いてきた方面が見えません。 |
目の前のピークに立ってトシちゃん愕然。三等三角点がありますが、ピークはもう一つ先でした^_^; 地図で確認していた私は分かっていたんですけどね^_^; 一応手前で「まだ15分しかたっていないから・・・」とやんわり触れておきました^_^;
山ではこうして騙されていることを何度も学習済みです。二本の足が思いがけない威力を示すことも・・(^^ゞ |
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こうして辿り着いた三倉山山頂。
30分ほどで到着しました。
この日はかすかな山並みを探るだけでしたが、
晴れていれば360度の展望場です。
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入れ違いに三人下りていき、お二人の女性も間もなく下山。誰もいなくなってのんびりと大休憩。まさか山頂でお湯を沸かしてコーヒーを飲めるとは思いませんでした。雨だろうと思った時点で普通なら持ち上げませんか?(^^ゞ
山頂でのんびり寛ぐこと、ゆったりとコーヒーを飲むこと、至福のひと時です。 |
多くは流石山か大倉山で引き返したのでしょう、そのあと三倉山まで来る人はいませんでした。
のんびりと休んでから同ルートを戻ります。
まずは目の前に、最初三倉山山頂とトシちゃんが思った三角錐の山。シャクナゲを眺めながら登り返します。 |
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右前方に見えるのは日光方面
その手前になる男鹿山塊、大佐飛山とか男鹿岳とかでしょうか?
左下には深山湖
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大倉山への登り返し
相変わらずのガスですが山頂まで見渡せます。
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大倉山山頂にも誰もいませんでした。
足元の影わかりますか?
陽射しがあります。
1831mP
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再びシャクナゲ街道(^^ゞ
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往きはガスガスの風景でしたがだいぶ雲が切れてきました。
稜線の奥にはうっすらと茶臼岳から南月山方面。
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五葉の泉やキスゲ小沼では
蛙かサンショウウオなどの卵がないかなと
捜してみました。
キスゲ小沼で大きな卵発見。でも何だろう?
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ツマトリソウ
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マイヅルソウ
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左、流石山へと続く稜線
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足元にチラホラと咲くニッコウキスゲや
展望を楽しみながら気持ちの良い稜線です。
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三本槍岳、朝日岳、茶臼岳
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こちらから見ると堂々とした風格の流石山
最後の登り返し。
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ニッコウキスゲ
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ハクサンチドリ
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流石山山頂にもどってきました。 |
山頂より見える旭岳(赤崩山)
朝は見られない風景でした。
左の奥にうっすらと二岐山が見えています。
翌日この山に登ることになろうとは思いもせず、
この時は何という山かも分からずにいたのでした(^^ゞ
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少し休んで出発。後は下るだけ。 |
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ハナニガナ |
旭岳(赤崩山)を眺めながら
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三本槍岳に向かって
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右前方には朝日岳、茶臼岳
上空は夏の空
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再びニッコウキスゲのお花畑
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朝よりも増えているような気がします。
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三本槍岳
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大峠。
ここからも旭岳(赤崩山)が見えました。正面に見ながら下りて行きます。 |
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朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花。ニッコウキスゲは儚いです。 |
中街道として使われたのは西街道の代替道として、一時期でした。
時代を遡ればこの街道も悲喜こもごもの歴史があったと改めて知りました。
駐車場に戻ると沢登りの人たちが数名後片付けをしていました。沢登りのルートもいろいろとあるようです。登山道脇に枝道がいくつかありましたのでご注意ください。 |
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ダートな林道を過ぎ、舗装道の広くなったところで一旦停車。温泉と今宵の宿をどこにしようかとしばし相談。
道路から振り返ると歩いてきた稜線が見えました。すっかりいい天気です。 |
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