満開の高遠城址公園の小彼岸桜を見に行き、そのあと守屋山へ。目的はザゼンソウと山頂からの展望。諏訪ICから近いので、昨夜着いた時点で登山口の下見はしていた。夜だったが所々にある看板の絵が不気味に思え、樹林帯に少し雪の残っているのが分かっていた。
高遠の桜見物の後では登山者の車ですれ違いが大変ではないだろうかと気になって、下の杖突峠の広い駐車場へ車を置いて行きたいと思ったのだが・・・ |
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トシちゃんが「イヤだ」と言う。いつものことだが車で行ける所は車で、ショートカットできるところはショートカット(-.-; 午後用事があったのでお昼前には帰路につきたかったという理由もあったが、どうせトシちゃんの運転だ。あとは知〜らない!
車はまだ先にも行けるのだが、手前の予定していた場所に駐車。途中、やはり何となく異様に思える絵の看板、いったい何だろう? |
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とにかく仕度して歩き出し、杖突峠からの登山道と合流。 |
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なんだ?これ? |
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側まで行ってみるが何だかよく分からない。 |
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1400m地点で木々の側面に雪が張り付いている。夜は降らなかったはずだが日中は雪だったのかな? |
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林道の手前でザゼンソウ発見。側には霜柱。 |
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林道を横切ってザゼンソウコースへ。林道は車を置いたところから続いており、終点はもう少し先になる。ここを下っていくと・・・ |
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まだ新しい木道へ。 |
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群生地と書かれてはいるけれど・・・キョロキョロ・・・ザゼンソウはどこ?状態! |
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そして、アッタ〜♪
ぽつりぽつり、咲いていたのでアリマシタ。でも時期的には少し遅かったようだ。咲き残りというか殆どが枯れかかっていた。最盛期はもっと咲いているのか疑問??? |
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広場になっていてベンチや避難小屋、茅葺屋根の東屋があり、側には小川が流れている。あまりきれいではなかったが簡易トイレも3つか4つ?あり。
この近くまで車で入れる。 |
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これが避難小屋。 |
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中はこんな感じ。薪で暖がとれるようだ。雪山で登る人もいるのだろうが、そんなときはありがたい小屋だ。 |
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【茅葺屋根の東屋】 |
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背後に避難小屋、東屋を見送り、登山道へ |
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だんだん雪が多くなってきた。下りがやだな〜と思っていたら、トシちゃんがストックを車に忘れてきていた。私のを貸す・・・なんなのよぉ・・(;.;) 軽アイゼンもイチオウ持っているから何とかなるかな・・(コレも私だけじゃん(-.-;) |
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← でももって、このちっこいザックだもんね(~_~;)
鎖もついているが、掴まるほどではなかった。 |
【↑ 中央アルプス:守屋山東峰山頂より】
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守屋山東峰山頂に到着。なんとぐるり360度の素晴らしい眺め!中央アルプス、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス・・・全部見える。誰もいない山頂で独占じゃないですか!もう最高の気分♪ |
【↑ 八ヶ岳:守屋山東峰山頂より】
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【↑ 南アルプス:守屋山東峰山頂より】 |
【↑ 北アルプス:守屋山東峰山頂より】
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聞きしに勝る展望の山!
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東峰を少し下ると守屋神社奥宮が祀られていた。
通過して西峰へ。 |
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途中、古文書に記されているという中嶽を通過するとカモシカが時々立っているというカモシカ岩がある。ホントに立っているのか知らないが今日はトシちゃん岩と化す。カモシカ君、ゴメンね!トシちゃん、メッ! |
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前方に西峰山頂標識が見え、手前の小屋はトイレか?と思って見ると・・・ |
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守屋山山頂小屋、通称ラビットハウスと呼ばれているらしい。中にはウサギのお人形などあってかわいらしい。狭いがとてもきれいに整っている。避難小屋というよりは休憩所といった感じ。 |
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守屋山山頂(西峰)北アルプスがよりすっきりと全容が見えて、ここでも思わず歓声!
もちろん、ここも中央ア、南ア、八ヶ岳方面、浅間山も美ヶ原などの中信高原、諏訪湖などが一望。
気候が穏やかだったのでシートを敷き、ここで大休憩。
「百名山、いったいいくつ見えるのかな〜」とトシちゃん。「数えてみれば!」と私。 |
【北アルプス:西峰より】 |
東峰、西峰、どちらも展望は良いが、山頂は西峰のほうが広く、北アの展望も抜群。
← 北アルプスをさらにズーム |
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ゆっくり休憩した後同ルートを下山。山頂で話した人と一緒に下る。
この頃になって登る人が非常に増え、雪道はぬかるみになっていた。ドロドロ道で滑らないよう気を遣った。軽アイゼン(4爪)は結局使用せず。ストックを使っていたトシちゃんは滑ったが辛うじて手がついただけ。
ところで下山途中、私のデジカメが動かなくなってしまった。故障か!とがっかりしていたが、下山して車に乗ると間もなく再び起動(オイ、ちゃんと歩けよ!じゃなかった、サボるなよ!休むなよ!トシちゃん病がデジカメにうつったりして!笑)。 |
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群生地に着きここで一緒だった人とお別れ。小川でトシちゃんが手を洗い、その間に私はザゼンソウを観察。やはりこの時期ベニバナイチヤクソウにはまだ早かった。
この側の駐車場には10台前後車が停まっていた。私たちはもう少し歩いて車のところに戻る。木に張り付いた雪はもう解けてなくなっていた。
到着するとやはり車は一台だけ。片付け終わった頃隣に一台来たが、入れ違いに出発。山頂でのんびりしたにも関わらず、予定通りお昼前に帰路に着くことができた。 |
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今回見ていなかった富士山は中央道からこの通り!やっぱり富士は日本一!
完璧な山岳展望の山旅だった♪ |
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