栃木県・三毳山
(みかもやま229m)

カタクリの山へ!ちょうど満開でした!

 H17年3月27日(日)
  天気;快晴
  Member.1人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
バス下車10:10〜群生地分岐(ハイキングコースへ)10:20〜青竜ヶ岳(229m)10:50〜中岳(209.8m)11:25-37〜青竜ヶ岳12:10〜つつじの道〜カタクリ群生地〜バス停13:35
(所要時間3時間15分・・休憩含む)

【カタクリ】

 カタクリの咲く時期に行きたいと思いつつ、なかなか行けない山だった。山には行こうという気がなければ行けないものだ。そこで今年は事前に観光協会へ開花時期を問い合わせ、お天気を判断してこの日行くことにした。夫も娘も母も予定があり、山仲間も都合の合う人がいず、今回は一人旅。栃木県までのんびりと各駅停車で行く、まさに小さな旅だ。読みかけの文庫本を読みながら、そして景色を眺めながら、私はこんな旅が好き。

 朝5時起床。6時ツーリングに行く夫を見送って、私は30分後に家を出る。お花見ハイキングだから普段着に小さい携帯ザックだが、靴だけは軽登山靴にする。渋谷でJR湘南新宿ラインというのに初めて乗車。大抵は大宮乗換えだが、宇都宮まで乗り入れているのがありラッキー。宇都宮の手前の小山駅(おやま)で両毛線に乗り換え。さすが皆さんよくご存知で、ハイカーが多い。ほとんどが岩舟駅で下車している。駅から歩く人も多いと聞く。タクシーで行く人もいるそうだ。私は次の佐野駅で下車。
 佐野駅からはかたくりの里まで無料のシャトルバスが出ている。小さなバスかと思ったら立派な大型の観光バスだった。カタクリの時期の土日と祭日は30分おきに出ている。平日は未確認なので行かれる場合は観光協会に是非問い合わせを。
【分岐:左カタクリ群生地、右ハイキングコース】

 バスの中からは、周囲が平地で田畑が多く、三毳山の山容がよく見え、低いながらも存在感がある。空いている道路をバスで約10分、駅から歩くとなるとちょっと大変だ。
 バスから降りて、登山口まで田畑の脇を通っていく。駐車場には既に大型バス、普通乗用車など停まっているが、まだかなり空いている。しかしカタクリ群生地とハイキングコースとの分岐のところで、続々群生地へ行く人の波を見ると私の足は迷うことなくハイキングコースへ。整備された階段ではあったが、そちらでも少しは咲いていると思ったらカタクリどころか下草はほとんどお花がなかった。オオイヌノフグリ、タチツボスミレがわずかに見られただけ。樹木は桜がまだつぼみで梅が少しだけ見られた。ウグイスカグラも可愛く咲いていた。
【三毳山山頂で】

 群生地への分岐はその先もいくつかあった。時間はまだあるのでそのまま先に三毳山(青竜ヶ岳)へ向かい、中岳まで行って戻ってくることにした。
 青竜ヶ岳山頂にはアンテナの鉄塔があり、その周りに所狭しと人が立っていた。展望はいい。見渡す限りの平野で所々に小さな丘のようなふくらみが目に付く程度だ。そのまま休まず先に行ってしまった。帰りにも再び寄ったが筑波山方面を見なかった。見えたのかなぁ・・・
 小さなアップダウンを繰り返し稜線を行くが、下るたびに車道が横切っている。そして両脇にも車道。走行する車の少ないのがありがたい。なのに人気があるのはひとえにカタクリのお陰ではあるまいか。そのカタクリは地元の人たちが一生懸命手入れして守ってくれているから私たちもこうして楽しめる。
【タチツボスミレ?】
 中岳山頂も狭く、ハイカーでいっぱいだった。改めて三毳山(青竜ヶ岳)を振り返るとよく歩いたなぁと思うけれど、写真を撮り、立ち止まって人と話したりしながら歩いてきた割にはまだ1時間ちょっとだった。ちょうど空いたベンチで軽く食事。久々にとても暑い一日で、テルモスの温かいものよりペットボトルの冷たいお茶のほうが美味しい。次々登ってくるので食べた後早々に下山。同ルートを戻った。
 再び三毳山(青竜ヶ岳)山頂を踏み、下ってから、途中つつじの道とかいう表示が出ていたので行ってみた。そちらからも群生地に下りられるようだったが、下のほうになりそうだったので、先端の見晴らしの良いところで少し休憩したあと分岐へもどりやっとカタクリ群生地へと下っていった。
【カタクリとアズマイチゲ】

 途端に人に埋め尽くされた登山道。なるほどカタクリ、アズマイチゲの大群落が現れ、その聞きしに勝る様に絶句!200万株だというからすごい。
 ゆっくりと、充分堪能してバス停へと戻った。それにしても人も多かった!

 シャトルバスで佐野駅に戻った後、せっかくだから名物の佐野ラーメンを食べていこう♪栃木名物の餃子も食べたいけれど、途中下車はめんどうだから一緒に食べちゃおう♪ということでおなかいっぱい!
 駅の側の城山公園は桜がきれいだそうだが来週あたりはお花見ができるのだろうか?