小海線沿線・飯盛山
 (めしもりやま1658m)
 娘のスノボーに付き合って、ついでのスノーハイク。360度の大展望!!

 H14年2月8日(金)
  天気;晴れ
  Member.1人

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

野辺山スキー場(1420m)9:10〜ブルーラインリフト上9:45-55〜飯盛山山頂10:20-45〜平沢山(1653.4m)11:13-30〜レッドラインリフト上11:50?〜野辺山スキー場12:10
(所要時間約3時間・・休憩含む)

  【富士山と飯盛山:平沢山より】右


 娘がバイトのない日にスノボーに付き合ってというので珍しく平日にスキー場へ。天気も良く、道路もスキー場も空いていて、久々に平日の快適さを享受、そしてついでに歩いてきた山頂の大展望を心ゆくまで満喫してきた。

 飯盛山は一年ちょっと前の秋に、孫娘の山デビューで歩いた山だった。その時は曇っていて残念ながら展望は殆ど望めなかった。今回偶然にも娘の選んだスキー場がその北斜面にあった為、私は再度そこを歩いてみることにした(しかし果たしてゲレンデから歩けるものか分からなかったので、一応暇つぶしにする本や編み物なども用意していった。年始早々に転んで痛めた背骨も良くなってきていたが、スキー靴が老化してもう履けなくなり廃棄していたからだ。スキーよりは歩く方が楽しみだと思いつつ、空いていて快適に滑る娘の姿を見ていると、正直、下手な私も滑りたくなった)。

 白馬でも感じたことだが、ゲレンデを歩くというのはやはりミスマッチ!抵抗がないわけではない。でもせっかくだから行ってみたい気持ちが上回ってしまう。受付で板をはかないままリフトに乗れるか聞いてみた。大抵の所は駄目だが、ここも案の定駄目だった。ゲレンデの脇を歩くのは構わないというのでひとまずホッ!それでもゲレンデの混み具合で判断しようと思っていた。

 ひとまず駐車場から出るシャトルバスに乗って、飯盛山に一番近いゲレンデに向かった。といっても乗ればほんの2,3分だ。準備してゲレンデの方に向かうと、驚いたことにがら空きだった。リフトに向かう娘と別れ、一人登っていく。前方の視界に入るのは、始めのうちは一人、多くて3人くらいという少なさだった。お陰で気楽に登っていけた。靴は一応重登山靴。

左【八ヶ岳:山頂リフト降り場から】

 リフトに乗っている間は暇と見えて、ちょこちょこ娘から携帯が鳴る。滑り降りて来るたびに立ち止まっておしゃべりしたり、写真を写し合ったり、それはそれで楽しい。それでも 娘が2回滑り降りるうちにはリフトの上に着いた。3回目に登ってくるのを待って、そこで写真を写し合って、別れた。

 登山道は無いものと思ってラッセルを覚悟していたが、リフトを登り切ったところから、ちゃんと登山道が設けられていた。この日のものではないが、踏み跡もある。それを辿って5分ほど登れば目の前にはもう飯盛山が視界に入った。その背後に富士山。そして南アルプスや八ヶ岳をはじめぐるりと大パノラマが広がる。あっちを眺め、こっちを眺めというように寄り道をして山座同定しながら、また、景色を楽しみながら飯盛山へと向かった。

 そこから飯盛山までの踏み跡はなかったが、しばらくはつぼ足で行ってみた。しかし膝あたりまで沈むのでわかんを装着。そこからは軽快に進む。以前歩いた平沢峠方面から飯盛山まではしっかりした踏み跡があった。しかし平沢山への踏み跡は無いようだ。その平沢山を登ったあと、ゲレンデの方へ下りることにしよう、と思いつつ、とりあえず少し下ったあと、飯盛山山頂へ。

 ご飯を盛ったような特徴のある山頂に立つと、そこからの展望が一際素晴らしかった。360度の大展望だ。数ヶ月前、近くの男山から眺めた感動を再び味わった。孫娘の山デビューで一緒に登った次男一家に是非とも見せてあげたかった風景だ。富士山から南アルプス、八ヶ岳、浅間山、その両脇に四阿山方面と谷川方面、そして妙義、荒船方面、手前に四方原山、茂来山、小川山、金峰山や瑞牆山などの奥秩父・・・数え上げたらきりがないほど \(^-^)/!!!誰も居ない山頂で、もったいないが、ただ一人贅沢に、ゆっくりと堪能した。

左【八ヶ岳:平沢山から】

 いくら眺めても見飽きない風景をひとまず胸に納めて平沢山へと向かった。踏み跡は歩きにくいので、わかんを着けたままきれいな雪面を踏んでいった。平沢山を捲いているため、山頂への踏み跡は無かった。ラッキー♪とばかりに山頂を目指す。ほんの少しの距離だがうきうきする。小動物の足跡だけがついている平沢山山頂も眺めは素晴らしい。ここでもしばし堪能。ここはリフトから見えるので娘から携帯が鳴った。隣のゲレンデに下りると伝えてから、ようやく下山。

 有刺鉄線で稜線が仕切られているのが興醒めだ。ゲレンデ側に下りるつもりなので、だれも歩いていないところをラッセルしながら、下りられそうなところを捜しながら行った。途中でわかんを外し、ここで下りようかと見たところは上級者用のゲレンデだった。幸いに人が通らなそうな所があったので、下りていった。急斜面だったが新雪が残っているところだったので、滑っても転がり落ちることはなかった。

 ゲレンデに出ればもう道路に出たようなもの。緩斜面を選んで下っていき、再びスノボー娘と合流。ゲレンデは相変わらず空いていた。気楽にたくさん滑れると娘は喜んでいた。私も充分満足した一日だった。

 今回は温泉に入らずにまっすぐ帰宅。片道約3時間の日帰りだったが、朝5時半出発、夕方6時には自宅着。往きは娘の運転、帰りは私の運転で互いに楽だったし、満足度も大きかった。