小海線沿線・飯盛山
 (めしもりやま1658m)

娘がスノボーを楽しんでいる間にチョット山歩き

 H17年2月26日(土)
  天気;晴
  Member.1人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
平沢峠(1450m)10:20〜飯盛山山頂(1658m)11:20-12:00〜平沢峠12:45
(所要時間2時間25分・・休憩含む
 標高差208m)

【登山途中、飯盛山山頂を望む】

 今シーズンはあまりスノボーに行けていないという娘に付き合って清里の野辺山スキー場に行った。もちろん私がスノボーをするわけも無く、スキーすら最近はしていない。娘が滑っている間に少し散策でもするか、疲れたら本でも読んでいるか・・と一応ひととおりの荷物は車に積みこむ。
 行きは娘の運転で6時半ごろ自宅を出発。コンビニで食料を調達し中央道へ。須玉ICからR141をひたすら清里方面へ。約3時間でスキー場に到着。いつもながら空いているのが娘の気に入っている。
 リフトに乗れば飯盛山山頂は近いが登山者は乗せてくれない。以前ゲレンデの端から歩いて登らせてくれたが、今回は山頂の積雪が多く危険だからとそれも断られてしまった。ひとまずゲレンデに向かう娘と別れ、地図を覗き込む。そして夏道で孫と登ったことのある平沢峠登山口へ向かってみることにした。道路の積雪状態がわからないが、とりあえず行ってみよう。
【平沢峠:八ヶ岳の眺めが良い】


 雪道の運転にあまり慣れていない私が恐る恐る向かった平沢峠。一面雪景色の駐車場には数台の車が停まっていた。八ヶ岳の雄大な姿が目の前に大きく広がり素晴らしい展望だ。
 一組のご夫婦が登る準備をしていたので、見送ってからゆっくり行こうと思っていたが、奥さんが腰をいためているということで先を譲られる。
 トレースはしっかりついていて歩きやすい。太陽にきらきら輝く白銀の世界は夏道よりも美しくまるで別世界。いいなぁ・・・と周りの風景を眺めながら登っていった。落葉樹の間をひとりのんびり陽だまりハイクだ。背後の八ヶ岳は時折隠れ、だんだんとスキー場のスピーカーが大きく響いてくる。いつもなら騒がしいのを快く思わないのだが、今日は娘がそこでスノボーをしていると思えば一緒にウィンタースポーツを楽しんでいるという思いで許せちゃったりしている。
【南アルプスも一望】

 そのスキー場が視界に入ってきた。左に野辺山の平野を眺めながら緩やかな尾根伝いを進むと今度は右側の視界が広がる場所に出る。今まで見えていた八ヶ岳に加え、鳳凰や南アルプスの山々が広がっている。こういうときはなんとも言えぬ嬉しさがこみ上げて思わず笑顔。飯盛山山頂も見えてきた。雪化粧してとってもきれいだ。進んでいくと娘が滑っているゲレンデが見えてきたので電話してみる。便利になったものだ。ちょうどリフトに乗っている最中らしい。そのまま進めば娘からも視界に入るはずだ。ということで進み、待つこと数分。どの子も同じような格好で、こちらからだとよくわからないが、やっと手を振る娘の姿があった。同じ場所で母娘それぞれ違うことをしているが、その存在を互いに確認して安心する。
【金峰山(奥中央)や瑞牆山など秩父の山々:山頂から】

 再び歩き始めると、山頂直前を登っている10人くらいのグループが見えた。今までのしっかりしたトレースはあの人たちのものだったのかと納得。
 今回平沢山はパスしてそのまま飯盛山に向かうが、山頂に着くころ早くも先着のそのグループが下ってきた。誰もいない山頂に立ち一人静かに360度の展望を楽しむ。彼らが山頂に長居しなかった理由はすぐにわかった。お天気は良かったけれど何しろ風が冷たい。でもせっかくの静かな山頂なので温かいお茶でサンドイッチを食べながら、一人の山頂展望を満喫。
 南アルプスや八ヶ岳には多少雲がかかったりしていたが、金峰山や瑞牆山などの秩父方面はきれいに見える。富士山もたしか見えたはずだが・・・今回は残念ながら見えなかった。
【平沢山:飯盛山山頂より】

 写真を撮りながら最後に自分も写そうとタイマーをセットしようとしたらデジカメが動かなくなってしまった。どうやら寒さのせいらしい。諦めて下ろうとしたら登山口で会ったご夫婦が到着。写真のシャッターを押してあげてから下山するつもりが、ご夫婦が私の写真を写して後から送って下さるということで有難くお言葉に甘える。
 早々に下ってしまう人ばかりの中、なんと40分も山頂にいた。下った鞍部では先ほどの大人数のグループがゆっくり休憩していた。ここは風も無く穏やかで温かかった。その少し上が以前スキー場の方から登ったとき、通ったコースだ。思い出してチョットだけ歩いてみた。
 平沢山は下山時もピークを踏まずに通過。グループより先に下山することにした。
【陽だまりハイク】
 娘に電話をしたあと、同ルートを戻る。トレースがついているとはいえパウダースノーで気持ちが良い。軽アイゼン(6爪)は持ってきていたが結局使わなかった。
 夏道よりは快適なスノーハイク。機会があれば又来てみたい。
 平沢峠に戻り再びスキー場駐車場へ。本を読んでいると間もなく娘も戻ってきた。スキー場は空いているので集中して出来るため、今回も充分楽しめたようだった。
 途中で食事した後中央道へ。帰りは私が運転。高速道路は幸い空いていたが一般道におりてからが時間かかってしまった。それでも18時過ぎには帰宅。