川崎生田緑地・枡形山
 (ますがたやま84m)
 雨だから山歩き♪

 H14年4月21日(日)
  天気;雨
  Member.2人(夫婦)

  【枡形山山頂】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

駐車場3:00〜民家園散策-4:25〜つつじ山4:40-45〜岡本太郎前登山口4:55〜枡形山山頂5:05-10〜駐車場登山口5:25
(所要時間約2時間25分・・休憩含む)


 このところ用事が重なってなかなか山に行けない。しかも屋根の補修をしているため天気の日は出られなかった。この日は雨、やっと時間があいた。ということで地元川崎の生田緑地へ。ここも一つの山(の記録)になるんだよね、という夫。え〜・・・

 用事を済ませ、昼食後、車で出発。電車の場合は小田急線向ヶ丘遊園(今年この遊園地は廃業してしまった)で下車。ガイドブックによると枡形山北登山口までは約10分、日本民家園の駐車場側の登山口までは約20分。コースは1時間ちょっとあれば回れるようだ。

左【日本民家園】

 駐車場はもちろんガラガラ。午後だったこともあって帰る人とすれ違い中へと入っていった。民家園は一人500円。以前は300円だったから最近値上がったのだろう。子供達が小さい頃来ているが、夫はもう憶えていないという。日本の古い家屋を一軒、一軒、丁寧に見ながら歩いていった。小高い山にあるので軽いアップダウンがある。シャガやタチツボスミレ、ヤマブキ、ツツジなど、咲いていた。何より今回は雨に濡れた新緑が美しい。日本の広い範囲の家屋が集められた民家園はそれぞれの風情を大事にされて建っている。天気の良い日は家族連れも多く賑やかだが、雨となると静かな昔懐かしい雰囲気を醸し出している。それらを愛でながら、のんびり歩きを楽しんだ。

左【キンラン】

 日本民家園(044-922-2181)の開園時間は午前9時30分から午後4時30分(入園は午後4時まで)。見学に閉園ぎりぎりまでかかった。間際に久々の自生キンランを見ることが出来、感激。門外へ出てから枡形山へと向かった。ちょっと道を間違えてしまい、つつじ山と呼ばれている方へと行ってしまった。そこにはまだツツジが咲いていたが、満開の時はもっときれいなのだろう。白い花がいっぱい咲いている木(名は不明)がとてもきれいだった。枡形山への道を捜し、休憩している二人連れに尋ねてみると、その人達もちょうどそちらへ行くという。ついでだからと案内してもらった。途中には専修大学があるというのも初めて知った。登山口は岡本太郎美術館(044-900-9898)の方へ進むと少し手前の右側にある。標識は途中あまりついていなかったので、ちょっと分かりにくいかも知れない。

 登山口からは木の階段になっていた。写真を撮りながら登っていくと間もなく、枡形山の山頂。城跡らしく山門があった。鎌倉時代の領主稲毛重成の居城があった所だそうだが、そういう風景の中に自分がいることを想像すると楽しい。山門の中には大きな展望台(エレベーター完備)が建っていたが、もう鍵がかかっていて入ることは出来なかった。カラスが多かったのがなんとも不気味だった。雨だったから多かったのだろうということで、普段はそれほど多くはないそうだ。山頂は広い。枡形という名の謂われは、頂上が平坦で正方形に近い形をしていることから命名されたそうだ。今は自販機や遊具などもあり、小さな子供が走り回って遊ぶことができる。

 そこから飯室山にも行こうかと思ったが、時間が遅いので、そのまま帰ることにした。お天気の時だったら小さい子供連れ家族が遊びにくるのに良いところだと、改めて思った。