湯河原・幕山
(まくやま625m)

81歳の母と、満開の湯河原梅林を散策しながら幕山山頂へハイキング!

 H17年3月13日(日)
  天気;晴
  Member.3人(母、夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
駐車場7:50〜幕山公園登山口8:05〜幕山山頂10:00-55〜幕山公園12:50〜(お土産を買ってから駐車場へ)
(所要時間5時間00分・・休憩含む)

【幕山:裾野が湯河原梅林(幕山公園)】

 今日の幕山、湯河原梅林は満開でとてもきれいだった。梅の開花時はいつも大勢の人で賑わっているが、山の裾野を彩って風情を感じる。その上山頂までのハイキングが楽しめて展望も良い。数ある梅林の中でも一番好きな梅林だ。
 いつもは2月中が見ごろだが、今年は異常気象のせいだろうか例年より開花が遅い。実は先月の中旬過ぎに母と約束していたのだが私が風邪でダウン、今年はもう無理だと思っていた。ところが二・三日前、たまたまテレビで今が満開という放送を聴き、この日行くことにした。気温が低いという予報が気になったが思い切って行ったのは大正解。現地は晴れ、風も無く穏やかな陽気になった。そして陽気につられ母も一緒に山頂へ。
【きれいに咲いている】


 駐車場に着いたのは8時前。営業は9時からということで手前の駐車場にしか入れず、そこから歩くことにする。9時までは無料だそうだが無論それまでに戻れるわけが無い。駐車場はかなりあり、どこも一回500円。たくさんあると思えた駐車場だが私たちが帰るころには満車で並んでいるほどだった。
 歩いて幕山公園へと向かう。裾野に梅林が見えてくるが全体に白っぽい。近くまで行くと白梅が満開で紅梅のほうはまだこれからという木が多かった。
 梅祭り「梅の宴」の開催期間は1月29日から3月13日、つまりこの日までだったが開花状況が例年より遅れているため3月21日まで期間延長になっていた。これから紅梅やしだれ梅が見事に咲き誇るのだろう。


 朝早いためまだ混みあってはいなかったが、それなりの人がいた。大きなザックでガサガサと足早に脇を通り抜ける人、クライミングの人たちだ。
 いちおう母のためにストックは家から持ってきたのだが、夫から「今日は登らないだろう?」と先手を打たれた。だって梅林は山の斜面よね・・と思いつつ、そこも歩かないで広場から眺めるだけなのかな?
なんて気をまわして車内に置いてきた。でも幕山公園と書かれたところまで行けばやはり散策コースを行くことになる。ここだけだってストックがあった方が楽なのに・・・。まっ!いいか!
 散策コースを歩いていると、上着を脱ぐくらいの暖かい陽気でとても気持ちよかった。たくさんの白梅、紅梅が満開でまだつぼみの梅も多い。
 散策コースには幕山ハイキングコースとも書かれており、ゆっくり登って行くと早くもザック背負ったハイカーが下りて来る。それとなく夫が「上まで行ってみる?」と母に笑いながら聞いている。すると「いいよ」と母の返事。じゃ行ける所まで行ってみようか・・とのんびりと歩いていった。

【梅林で】


 

【幕山山頂で】
【空いていた山頂だが1時間もすると・・】


 ようやく着いた山頂はまだ人が少なかった。山頂まで来るといささか風が冷たい。風をよけた場所で一休み。持ってきたサンドイッチと温かい飲み物で1時間ほどゆっくり休んでいる間に山頂はあっという間に賑やかになっていた。しかも下山していくと、次から次へとひっきりなしに登ってくる人とすれ違う。山頂はさぞや・・とその情景を見てみたい衝動にかられた。「もう一回登ってきたら」と母にからかわれ大笑い。数少ないが咲いていたスミレ、山で見るのは今年初めてだったかもしれない。キラキラ輝く相模湾に突き出た真鶴半島や初島、大島など眺められ、吹き上げる爽やかな海風はまだ少し冷たいが春を感じる。
【軽やかに下山】





【登った幕山を見上げる母】 
 おつかれさま! 

 ←広場で甘酒を飲みながら、歩いた山を満足そうに眺めていた母・・と思ったのは私だけか・・・(^-^;;

 途中で母の足が攣った。ミネラル補給にと梅干を食べながらしっかり休み、落ち着いてからまたゆっくりと下りてきた。細かい砕石に注意しながらの下りはかなり気を遣ったことだろう。無事に下山でき、これでまた母の自信にもつながったようで本当によかった。今度は桜だね。
 梅林が見えてくると午前中の温かさで又ひときわきれいに開花したように見えた。梅林は上から眺める方がより豪華に見える。やはり登ってよかったでしょう?と母に押し付けたりして。クライミングする人も観梅の人数も増え、公園内は大賑わい。
 売店でお土産を買いながら歩き、もらったポイントで甘酒をいただいた。かなり寒くなっていたが体があったまり美味しかった。母も元気に歩けて嬉しかったようである?その日に早くも筋肉痛だとか、母はまだまだ若い!
 温泉に入っていこうと思っていたが、寒くなったのでそのまま帰路につく。途中から雪が降り、川崎に着いてもかなり降っていたのでびっくり。間もなくやんで、積もることはなかったが、山沿いはどうだったのだろう。それにしても歩いている間はお天気で温かくとってもラッキーだった。