前夜のうちに登山口辺りを下調べしてから道の駅に向かいましたが、近くの広瀬ダムに広い駐車場があり、明るく、トイレもあったのでそこで車中泊。朝、天科の登山口のほうに向かいました。
 丁度角の家のご主人がいらしたので確認をとり、天科バス停側の広場に車を置かせていただきました。

 写真は黒金山方面ですが、むろんピークは写っていないのではないかと・・・


 出発は7時20分ごろ。もう少し早く出る予定が遅くなってしまいました。
 橋を渡ると黒金山への絵図。この先を左に曲がってからまっすぐ進みます。

 一軒のお宅の前を通り過ぎようとしたらそのお宅の裏からも行けると教えられそちらに行きました。


 でも、どちらから行ってもこの標識のところに出ます。
 沢沿いの登山道を登っていきます。エアリアでは破線ルートでしたが、終始分かりやすいしっかりした登山道でした。

 早くも黄葉が陽にキラキラ輝いてきれいです。
 なんと岩の上から木が伸びている。

 この少し先に水場。小さな沢を横切ります。


 作業用で使った名残りでしょうか、太いワイヤーが放置されていましたがこの辺りだけでした。
 落ち葉で埋まった登山道。紅葉の前に散ってしまったのかと思われましたが、これから(1300mくらいから)が素敵でした。



 落葉松はちょっと遅かったようですが、丁度いい時期に来合わせたようです。
 両脇に笹もありますが、登山道ははっきりしています。

 途中、木の間から見えてきた山。最初は乾徳山かなと思っていました。








 1400mくらい。この日の気温11度くらい。爽やかな気持ちのいい陽気でした。

 落葉松の葉はかなり落ちていましたが、足元はふかふか。
 青空が広がって周囲が見回せる場所に。

山は特定出来ませんでしたが秩父の山並みがずら〜っと並んでいます。
おそらく秩父から奥多摩、大菩薩嶺の山々でしょう。


 開けた風景に見とれて、ふと振り返るとそこは林道。広い駐車スペースともなっていました。地図で林道のあるのは分かっていましたが、こんな広場があるとは思いませんで、びっくりしました。

 これまで登山者に会いませんでしたが、この林道を走ってくる車も二輪車もありませんでした。途中でゲートが閉まっているのかどうか、未確認ですが、この情景を見てトシちゃんはガッカリした声。でもいいじゃありませんか!お陰できれいな紅葉が見れたのですから〜♪
 牛首方向。こうしてみると近くに感じるのですが・・・

 一休みして出発。前方に見える山、今まで眺めていた山が黒金山のようです。
 この林道出合から牛首ノタルまで2時間!

 「エッ?2時間ですか〜?まだそんなにあるの?」

 こりゃ西沢渓谷はバスに間に合いそうもありません。そうなれば同ルートピストンですが・・・


 林道の上の紅葉はもう終わりかかっていました。
 空が見通しよくなっていますが、

 ポツリと鮮やかな紅葉も時折。
 1700mを過ぎた辺りでも水場。常に流れているものかどうかはわかりませんが、この時点では使えそうでした。

 牛首ノタルまであと1時間。
 笹原の広がった奥秩父らしい山並み。前方に牛首。

 右牛首、左が黒金山。牛首は左側へ捲いていきます。 
 意外にも遠いな・・・と思い始めていましたが、この富士山に慰められました。元気が出ますp(^o^)q

 捲く途中、お昼休憩にして一休み。

 ひと登りすると牛首ノタル。振り返ればドド〜ンと富士山♪


 牛首ノタルにザックを置いて空身で黒金山山頂へ。
 ばてているトシちゃん、珍しく「待っている」とは言いませんでした(^o^)

牛首ノタルから黒金山に向かうと
今までとは風景がガラリと変わりました。
これもまた奥秩父らしい苔むした風景♪
しっとりといい感じです。

30分弱で山頂へ。此処で思いがけなく、初めて登山者(単独男性)に会いました。





山頂からは目の前に奥千丈岳、国師ヶ岳
ちょこんとのぞいているのは金峰山の五丈岩のように見えますが
どうなのでしょう。


左に目をやれば南アルプス



富士山も


動画を撮っています。


ということで、黒金山山頂より


 山頂は寒かったので早々に下山しますが、下りる途中にも登ってくる単独男性とすれ違いました。西沢渓谷からのピストンだそうです。

 私たちも西沢渓谷の方から下りることにします。

 これ以降西沢渓谷まで登山者に会うことはありませんでした。
 何度も富士山(^^♪

 最後に写して牛首ノタルを後にします。


 カメラを向けられた途端にズコッ!
 稜線の落葉松はすっかり落葉。いえ、アナタのことじゃありませんて・・・^_^;

 途中振り返って黒金山。
 面白い岩もありました。

 稜線から下山にかかると倒木など多く不鮮明な登山道になりますが、要所にはテープなどついていました。

 コメツガなどの針葉樹やシャクナゲの木が多かったです。シャクナゲの頃はきれいなのでしょうか?


 賑やかな声が聞こえ、人に出会いました。
 これより黒金山登山道入口、私たちにとっては西沢渓谷に到着です。

 ということで、ちょうど紅葉のシーズンですからいきなり観光客いっぱい。
 山の斜面はきれいな紅葉。できれば七ツ釜五段ノ滝など眺めながら歩きたいのですが、車回収のため最終バスに間に合わせなければ・・・と右の山腹ルートを急ぎました。

 人が少ないところで写真を撮りますからきれいなところで撮るタイミングがなかなかありませんでした。
 ツアーの団体がいっぱい歩いていますが、皆さんはほとんど観光バスでしょう。そこそこ広い道幅ですから追い抜けるところは抜いて急ぎます。

 バス停まで4キロ。ほぼ平坦な道ですから到着の目処がつきました。

 この時期ですからタクシーも停まっているだろうから・・とコチラへ周回したものの、バスに間に合えば確実ですから一先ず安心。
 いくらか歩を緩める余裕が出来ました(^^♪

 でもきれいな紅葉を写すには時間的に無理。写真は残念でした。
 青空が広がって今日も一日よいお天気に恵まれました。



 バス停には16時前に到着。バスの最終は16:25。充分間に合いました。
 天科バス停に予定通り到着。バス停の時間は16:36。近くのこやす温泉で汗を流しました♪(500円)

 翌日の山行は決めていたので、予定通り道の駅“みとみ”へ向かいます。つまり西沢渓谷方面へと戻り車中泊。

 でも疲れた〜・・・と、いうことで、このあと予定変更となるのでした(^^ゞ

 三日目へ

奥秩父:黒金山(山梨百名山)〜西沢渓谷
(くろがねやま2231.6mクリック地図

 前夜決めた山は黒金山。なかなか行く機会の無いピークです。乾徳山か西沢渓谷から登るしかないと思っていたのですが、天科から破線ルートがあるのを発見。行ってみることにしました。荒れていたら引き返せばいいと思っていたのですが、ルートは鮮明、紅葉もきれい。西沢渓谷から下山というコースにして満足でした。
 H20年11月2日(日)
  天気;晴
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
天科バス停7:20〜水場8:05〜牛首ノタル11:52〜黒金山山頂12:28-40〜牛首ノタル12:58-13:00〜西沢渓谷バス停15:53(16:25発==天科バス停16:36着)

↑ 黒金山山頂