北八ヶ岳;茶臼山〜縞枯山〜横岳
(ちゃうすやま2384m、しまがれやま2403m、よこだけ2480m)
   快適なスノーハイクを楽しんできました!

 H12年3月20日(月)前夜発・ 天気;雪のち快晴 :
  Member.2人(夫婦)

【茶臼山、オトギリ平より】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)
ロープウェイ山頂駅(2233m)9:15〜分岐9:50-55〜五辻(2140m)10:00〜分岐10:05〜出逢ノ辻10:25-35〜オトギリ平10:50〜大石峠(2160m)11:15〜中小場(2232m)11:35-45〜茶臼山(2370m)12:15〜茶臼山展望台(2384m)12:15-25〜茶臼山12:25-13:05?〜縞枯山展望台13:25-40〜縞枯山(2403m)13:50〜雨池峠(2245m)14:05〜山頂駅14:20〜三ツ岳分岐14:55〜北横岳ヒュッテ15:00〜横岳(2472.5m)15:15〜北横岳ヒュッテ15:20〜三ツ岳分岐15:25〜山頂駅15:50
(所要時間約6時間35分・・休憩含む)


 この連休は20日しかあいていなかった。娘が一日でもスノボーをしたいと言うので前夜発で北八ヶ岳へ。ピラタスの駐車場に車を置き、娘は翌日スノボーへ、私達はロープウェイを利用してのんびりとスノーハイクを楽しむことにした。ロープウェイの営業時間は9時から16時。前夜着いたときから降っていた雪が朝まで静かに降り続いていたが、ロープウェイの始発に乗る頃には雪もやみ空が明るくなってきた。片道900円、往復1800円。その時「風が強いときは(ロープウェイが)止まるときがあります」と言われた。山頂は風が強いようだったが、とりあえず往復券を購入。

 山頂駅から縞枯山方面へ進んだのは始発では私達だけだった。2年前の2月にも来たが、その時は吹雪で当日は予定を変更し縞枯山荘から縞枯山をピストン、翌日(快晴)北横岳をピストンというルートをとった。今回はその時予定したコースで行ってみることにした。五辻、出逢ノ辻、大石峠という、クロカンコースを私達はワカンで行った。連休で人が入っていたためトレースははっきりしていたが、ツボ足でははまる。早々にワカンをはいて正解だった。しかし夫のワカンが調子悪く何回かつけ直す。ツーバンド(夫)よりワンバンド(私)の方が快調だ。そうこうしているうちに後続のロープウェイからスキーの人たちがやってきたり反対コースから来てすれ違ったりした。スキーの方が早いのでその都度よける。でもこの日は入山者が少ないようで、終日静かな山行だった。樹間を行くので樹氷が絶えず素敵だ。

 出逢ノ辻から大石峠へ向かう間のオトギリ平あたりは広々とした雪原になっていてとても気持ちがいい。太陽があたりキラキラ輝いて素晴らしかった。茶臼山の眺めも良いし、反対側には天狗岳など八ヶ岳が見える。

 大石峠からはしっかりしたトレースがあり、よく踏み込まれ、ワカンは必要なかった。中小場山頂に出た途端、強風にあおられた。西側の眺望は良かったが少し下った木陰で休憩。

左【茶臼より縞枯山、横岳を望む】
  山肌には縞枯模様が・・

 茶臼山頂は木々に囲まれ展望がない?あれ展望が良い筈なのに?と思ったら展望場は2、3分行ったところにあった。北アルプスはちょっと雲がかかっていたが、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳と雄大な眺めだ。北部の縞枯山の左には蓼科山も見えた。岩に登ればもう少し見えたかも知れないが、ここも風が強く、10分ほどで山頂にもどった。そこは日当たりがよく、風も遮られていたので昼食にした。が何というミステイク!カレーうどんにしようと思ったのに、ガスを忘れた!今回はワカンとピッケルも忘れて一度取りに戻り1時間ほどタイムロスしている。サングラスも忘れた(UVカットの色つき遠近で間に合わす)し、多忙だったドタバタで気持ちが緩んでいたようだ。幸い非常食のパン、ポットにはお湯やお茶を持ってきていたので大丈夫だったが、時によっては致命傷だ。反省。

 茶臼を下り、縞枯に登ると途中にまた展望台があった。こちらは東側の展望が素晴らしい。金峰や甲武信など奥秩父の山並み、両神や荒船などの上州方面、榛名山や浅間山などもきれいに見える。風はおさまっていたので地図を広げながら山座同定するのは楽しかった。縞枯山山頂に展望はなく、縞枯山の名の所以である立ち枯れの樹間から少しかいま見える程度だ。

 急な下りを下って雨池峠に着くと既に14時をまわっていた。予定では三ツ岩経由で北横岳だったがロープウェイの最終時間に間に合わせるのは不安だったので、山頂駅に戻り、そこで考えようということにした。

 山頂駅で夫は疲れたから先に下りているというので、私だけ行けるところまで行ってみることにした。一度歩いているので様子は分かっている。天気と連休の入山者のトレースが幸いしてとても歩きやすかった。小屋まで来たら丁度小屋番さんが子供さんと下山するところだった。時間は15時。結局山頂まで行き、誰もいない山頂の雄大な眺めを一巡。風もなく、360度の展望でゆっくりしたかったが、急いで下山。無事ロープウェイにも間に合った。

 駐車場で荷物を車に置いてから娘のスノボーをする様子を夫と見学。16時半で終了後車に戻り、片づけてから近くの温泉、蓼科国際ホテル村ユーセブンへ。ピラタス入口まで戻る前に左側にあり、ちょっと異国情緒あふれる景観。一人500円。浴槽はとても広くサウナ付き。シャンプーやボディソープ、フェイスソープ、ドライヤー、櫛(消毒済み)、乳液、化粧水あり。フロント(受付)はフランス館、お風呂はアメリカ館にある。まだあまり知られていないのか、空いていた。

 久しぶりに娘と3人で外食し、諏訪ICに入ったのは19時半頃だったろうか。中央道は一時渋滞50数キロとあったが、時間がややずれたのが良かったのか、比較的流れ、帰宅は22時半頃だった。