湘南;鎌倉アルプス
(最高地点:大平山155m)
   久しぶりに古都鎌倉へ

 H12年7月16日(日)当日発
  天気;晴
  Member.1人

 【コ ー ス 】(〜は歩、休憩含む)
鎌倉駅(10m)11:30〜喫茶店、買い物で寄り道〜瑞泉寺登山口(60m)12:30〜天台山(141.3m)〜 天園〜大平山(155m)〜明月院登山口13:50?〜寄り道〜北鎌倉駅
(登山口間の山行所要時間約1時間30分・・休憩含む)


 思わぬ雑用が増えてこの一週間疲れはててしまった。どこか涼しい山へ行きたいと思ったがその元気もない。低山は暑いと思ったが、のんびりゆっくり歩きたかった(それでも歩きたいと思う気持ちがあるのだから我ながらあっぱれ)。ゆっくり起きてものんびり歩けるところといったら高尾山か鎌倉かなと迷った結果、当日鎌倉に決めた。

 お茶500mlのペットボトル1本を小さなザックに入れて、自宅を出たのが10時半。約1時間で鎌倉駅へ到着。先ずは必ず寄る茶店でコーヒーを飲み、八幡宮表参道の商店街を覗きながら買い物をし、瑞泉寺へと向かった。路上の陽射しは暑かった。

 途中平山画伯の邸前を通過し瑞泉寺手前の登山口を入っていくと、少しの間緩やかな階段が続く。樹間から時折住宅地が垣間見えるものの、古都鎌倉にはまだこんな山が残されていて、木陰は意外にも涼しい。土の感触を楽しみながら歩いていくと、恐らくは建長寺方面から登って来たと思われる人たち数グループと出会った。春や秋などと比べると断然少ないが、それでもこの梅雨の蒸し暑いときに歩く人がいるのだと驚かされた。

 30分とかからずに見晴台に到着するが、今回は残念ながら富士山がまったく見えなかった。やはり富士を眺めるには冬の晴天時がいい。

 右にゴルフ場、左に公衆トイレの間を通り抜けると今回の最高地点大平山があり、手前には広場がある。富士山が見えればここからも眺めはいいのだが・・。大平山頂上から振り返るとむろん富士山は見えなかったが青空と彼方に相模湾が広がっている。低山ながら気持ちのいい眺めだ。この際クラブハウスの大きな建物は無視しよう。

 小さなアップダウンを繰り返し、地図を広げることもなく歩き慣れている道を行く。ここに来る時はいつだって、山のピークを確認することもなく、展望が望めそうな所へいっては鎌倉の風景を眺め、気ままに歩く。

 勝上けん(しょうじょうけん)から建長寺に下りる予定だったが、この裏手から入った場合とられなかった拝観料を取る旨の立派な看板が立てられていた。支払っても300円だったが、どうせ車道沿いを歩くことになるのでそのまま山中、明月院へと向かうことにした。こちらからは登山口は分かりにくいこともあって出会ったのは若いカップル一組だけだった。

 下山しても方向を指し示す標示があるわけではないが、道なりに下っていけば、明月院方向に行ける。途中の茶店で再び寄り道、今度は甘いあんみつを食べる。鎌倉はちょっとした所に気の利いたお店があるのでこんなふうに小さな楽しみがある。そこでひと息ついて、そこから程近い北鎌倉駅に向かった。