安倍奥;十枚山
(じゅうまいさん)

   紅葉の名残と初冬の山歩きを楽しんできました。

 H11年12月15日(日)前夜発・ 天気;晴:Member.3人(渋谷・青木・石原)

【十枚山】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)
駐車P7:15〜登山口7:25-30〜分岐8:10-25〜十枚山山頂(1719m)9:55-11:00〜十枚峠11:20?〜分岐12:30〜登山口13:05〜駐車P13:15
(所要時間約6時間)

 【レポート】
 前夜発で十枚山登山口まで車を走らせた。途中急なカーブを切り返し、登山口を確認しながら、中ノ段の最上部まで行ってみる。舗装された細い急坂を、真っ暗な中登っていくのは後部座席にいてもスリルがあった。舗装の終わりと共に車両通行止め。テン場となるような場所はなかったのでバックし、狭い場所で数回切り返して方向転換、再び下り、広い平坦な場所で今宵の宿とする。

 翌朝6時起床、7時出発。昨夜切り返しながら登った鋭角のカーブ手前の空き地(3〜4台くらい駐車可)に車を置き歩き出した。急斜面にきれいに並ぶ茶畑を見ながら10分も歩けば青いポスト(登山者ノート用)がある登山口に着く。リーダーが記帳して登山道を登っていく。しかし結局は舗装道に出て、昨夜の車両通行止めの場所から入っていくことになる。その100メートルくらい手前に4台くらい置けるスペースもあり、朝到着の登山者の車が既に1台駐車。車が満杯になった場合、大きい車では方向転換にちょっと苦労するだろう。

 車両通行止めの所から数メートル入った左側に登山口がある。登山者が多い山のようで登山道は整備されている。杉の樹林帯が山頂近くまで続き、途中の展望はほとんどない。十枚峠との分岐でひと休みし、登りは右の十枚峠方面へ向かわず、左の健脚コース(直登)と書かれた方にすすんだ。こちらは急登で大変だが、面白いように高度を稼げる。しゃべりながらゆっくり登るが「石原さん、以前よりペースが落ちたね」と言われてガァ〜ン・・・ふぅ。

 山頂は多少落葉樹に視界を遮られていたが、まわりの山々を眺められる良い展望場だった。本来南アルプスの山頂部が見えるのだろうが、遠望はガスっていて残念だった。陽がさしたり、雪がちらちらしたりする中、1時間ほどのんびりした。フリースの上に合羽を着ても寒さに震える彼等に比べ、今回新調のゴアつきフリースは快適そのものだった。体力や技術の不足を補おうと思えばやはり高くつく(ただしこれは子等からのプレゼント)。なお登山道、山頂に積雪は全く無し。

 下りは十枚峠へ。霜どけで滑らないように気をつけて下り、東側の視界が開けると同時に大きな富士山が目に飛び込んできた。思わずシャッターを切る。山頂では気がつかなかったから、やはり落葉樹で遮られていたようだ。10日前の姿とあまり変わらず、やはり積雪は少ない。上部にまだ黒いところが目立つ。

 下十枚山は十枚山より標高が少し高いが、あまり展望が良くないというのでパス。峠からそのまま下った。途中テン場になるようなところがあり、そばに水場もある。他にも水場を2カ所ほど通過する。落葉した樹林帯は気持ちよく、十枚山・下十枚山を眺められる場所で小休止した後、一気に下山。再びこちらも杉の植林の中を下りていくことになる。

 車両通行止めの登山口についたあとは、そのまま山並みと茶畑の風景を楽しみながらのんびりと舗装道を下っていった。登山者は登り始めてから2人連れに出会っただけだが、登山者のものだろうか、車が上にも下にも数台増えていた。

 温泉は梅ヶ島新田温泉、黄金の湯(tel 054-269-2615)へ。広い駐車場つきの大きな公衆浴場(露天風呂有り)で、新しくきれい。2時間500円(1日800円)。浴室は石鹸のみあり。ドライヤー有り。休憩室ほかいろいろ設備有り。お湯は肌がぬるぬるする感じ。やや温度が低く感じたが、気持ちよくゆっくりつかっていられる。

 東名、清水ICから渋滞もなく順調で、19時前自宅着だった。