中央線沿線・陣馬山
 (じんばさん857.0m)
 午年最後の山は陣馬山!

 H14年12月30日(月)
  天気;晴
  Member.2人(夫婦)

  【陣馬山山頂】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

藤野駅7:45〜上沢井登山口8:15〜和田分岐9:15-20〜陣馬山山頂9:55-11:05〜明王峠11:40〜吉野分岐12:00〜相模湖展望台12:40-13:00〜与瀬神社13:10〜相模湖駅13:25
(所要時間約5時間40分・・休憩含む)


 恒例の年末歩き納め山行。今回は雪の丹沢に心惹かれつつ、午年なので陣馬山に御挨拶。山頂のんびり、歩きのんびりにしたかったため、コースは上沢井、又は和田から登り、明王峠から相模湖駅へと下ることにした。しかし、駅に早めに着き一本前の電車に乗車したら乗り継ぎが良く、藤野駅に着いたときは前のバスが出たばかり。乗る予定のバスは45分ほど待たねばならなかった。ということで結局駅から歩き。

 上沢井まで車道沿いを歩く間、周りは霜で白くなっていた。雪は2,3箇所で見かけた程度だった。気温はマイナス4度くらい。私は冬用のズボンではなかったので歩いていても足が寒かった。

左【凍っている防火用水】

 上沢井から登り始め、山道に入ると土が凍っているようで硬かった。枯れ葉を踏みながら登っていく。年に何回か歩く慣れた道。落合からの道と合流し、一ノ尾根を行くが、バス時間とずれたため人には会わなかった。和田分岐で男性一人と出会った。私たちが乗る予定だったバスに乗ってきた人だろう。私たちはそこで休憩。側の防火用水は凍っていた。

左【快調】

 暮れの用事をある程度済ませてから来ているので、二人とも多少疲れてはいたし、寝不足でもあった。しかし今回、夫の歩くペースは快調だった。いつもより早い。ひょっとして、荷物軽い?「いや同じくらいだよ」という返事。しかし怪しい・・・結果は山頂で判明。私「軽いヤン!」、夫「そうかぁ?」、私「私の持ってみる?」、夫「(持たなくても)いい」「・・・・(_ _; 」

左【アイスバーン状態】

 和田分岐を過ぎて間もなく、積雪が現れた。一週間前の残りか、その後にも降ったものか分からないが、既に踏み固められていた。山頂までの間、土だったり、凍結だったり、どちらにしてもマイナス0度前後だったので表面はコチコチ。軽アイゼンは一応持ってはいたが、使わず。これからは必携。

左【山頂の小屋が見えてきたが・・】

 暮れの押し詰まった時期に登る人はさすがに少なかったが、山頂にはやはり常に十数名の登山者がいた。晴れてはいたが、残念ながら山頂から富士山は見られなかった。丹沢方面も霞んでいた。いつもなら早々に先へ進むのだが、この日は山頂でのんびりするのが目的。持ち上げたうどんを作って温まる。幸いに風もなく、陽が出ていたので思ったより寒くはなかった。小屋はこの日閉めていた。新年はいつから始めるのか未確認。

左【山頂で】

 うどんを食べながら何となく、今年一年歩いた山の話をし、互いをねぎらう(ん?労われたか?(^o^;)今年は夏の北アルプス大縦走や沢山の雪山にも登った。シロヤシオやヒカゲツツジを求めて歩いた山行も思い出深い。オフを通じ、山行を通じ、いろいろな人たちとの新しい出会いもあった。山行回数は34回と、昨年の50回(過去最高記録)をかなり下回った。しかし山ごもり日数は昨年同様54日!内容は充実していた(ということは一年の七分の一強は山?!ということは一週間に一度は山という勘定!?あれぇ・・・?そんなに行っていたっけ?^^;)。来年は多分、多く行くことは無理かもしれないけれど、やはり出来るだけ行きたいなぁ・・・・。山行もいつしか夫婦で行くことが多くなってきた。「お父さん、また来年もよろしく!」なんて話はしなかったけれど、暗黙の了解!?ネッ(^_-)

左【山頂から明王峠へ】

 山頂でゆっくりと展望を楽しんだ後、明王峠へ。こちらはしばらく雪道が続いた。ほとんどがコチコチだったが、マラソントレーニングしている学生等がいたので一部泥んこになっているところもあった。ここで滑ったら腰を打って大変。尻餅ついたらこれまた大変。といってアイゼンを使うほどでもなく、この下りではストックを使い気をつけて下山。

左【杉林】

 明王峠に近づくともう雪は無くなった。気楽に歩いていった。明王峠からもいつもは見える富士山が見えなかったのでそのまま通過し、下山。相模湖駅までのルートを辿る。ここを通るのは何年ぶりだろうか、10年近く前になると思うが、それでも憶えているものだ、懐かしい。一度林道を横切ってそのまま又山道に入る。杉の植林の中を捲き道に沿って、しばらくは平坦だ。杉林はうっそうとしているので一人で歩くとしたら、急いでしまいそう。話し相手がいればこそのんびりと歩けたというか、歩いた。

 なかなか下りの道にならないが、樹の間からキラキラ輝いている相模湖が見えてくると間もなく下り道になる。振り返ると急だが、下る傾斜に無理はない。

左【相模湖と石老山:展望台より】

 相模湖と石老山が見える展望場に到着。ここで既に午後1時近かったが、これから陣馬山に登るという人がいた。

 テーブルで一休みした後再び下山。ここから与瀬神社までは近い。一年の登山や諸々の無事を感謝してお詣り。神社の前には中央高速道が通り、車の音がすさまじい。暮れの道路にも関わらず上下線共にスムーズに流れている。平行して中央線があり、上の歩道橋を通り左折すると相模湖駅へと行く。暮れの合間、短い時間だったが一年を締めくくる良い山行だった。