荒れ模様の山々を避け、鳳凰へ。少しは雪があると思ったんですけど・・・ |
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【23日:1日目】
夜叉神峠登山口には夜半過ぎの2時ごろ到着しました。
初日は南御室小屋までです。仮眠して8時ごろには出発しようとしたのに、緩々と支度していたら9時になってしまいました。私は早め出発の早め着がいいのですが・・・。
車はそこそこ停まっていましたが、9時ともなると、さすがに皆さん出発されています。
※駐車場には水洗トイレあり。朝、お掃除の方がいらしてました。だからきれいなんですね。トイレットペーパー付き。 |
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登山口で計画書を提出し、のんびりと登って行きます。
我らだけかと思ったら、ハイキングで夜叉神峠まで行かれるグループが次々にやってきます。もちろん、私たちはどんどん抜かれます。 |
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連休ですから二泊三日の装備です。 |
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青空が覗いて気持ちのいい登山道・・・
って、違うんです!^_^;
今回は二人とも新しい冬靴の足慣らし。雪を求めてきたのです。まぁ、まだ最初ですから・・・。上に行けば・・・ |
↓ トシちゃんの新しい靴(モンベル) |
↓
sanaeの新しい靴(SALOMON) |
↓ |
↓ |
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歩けば早々に熱くなるのでsanaeは始めから上着を脱いでいますが、トシちゃんは着たまま。今シーズン初めて冬用のウェアーです。熱くないのかな?このとき気温は5度でした。 |
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いきなり目の前にお猿さんの大群。右上の斜面から左下へと大移動です。
先ほど下ってきた人とすれ違った時、お猿さんに石を投げられたと言っていました。刺激しないように登らなければ・・・ |
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でもよそ見している間に隠し撮り(笑) |
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いえ、こちらサルではありません。下等動物かもしれないですが・・・(^^ゞ
五本松と標識のあるところには、楢材で木炭一日100キロ生産していたと書かれてました。木炭は軽いですから100キロといえば相当な量だったのでしょうね。
夜叉神峠まであと30分・・・ |
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踏まれていましたが、霜柱が少しありました。やはり気温は低いです。 |
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高谷山との分岐に出ると、右側に少し登れば夜叉神峠。目の前にど〜んと白峰三山!
素晴らしい眺めです。
ここまで来て、眺望を楽しみながらお食事をしている人で賑わっていました。
私たちもいずれこうしてゆるりとしたいものです。もっと雪が降ったらここでキャンプもいいね〜♪天気の良い日にこの景色を眺めながら、の〜んびり、ぼ〜っとしているのも良いかも♪ |
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気温5度。寒くなる前に出発します。足元はフカフカの落葉松の落ち葉。
この先はもう誰とも会わず、静かな山歩きでした♪ |
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夜叉神峠から1時間ほど歩いたところで休憩。サンドイッチと温かい飲物でお昼にします。
展望のない登りですが、お天気が良く、木の間からわずかながら白峰三山の山並みがのぞめます。
「でも単調な登りで眠くなってしまう・・・」と言ったら、「前に来た時もそう言ってた」と、トシちゃんに言われてしまいました。そうだったっけ?^_^; |
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杖立峠の道標(2177m)。大崖頭(おおがれあたま)山(2186.1m)を巻きますが、杖立峠はもう少し登ったところになります。 |
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テクテク・・・ |
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杖立峠到着。休憩。
この辺りはまだ、木の間に白峰三山の山並み。 |
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まったく雪がありません。 |
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休憩の度に煙草吸ってるトシちゃん、へバリ気味(~_~;) sanae先に行きます。 |
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火事場跡。
ここからの展望もまた素晴らしいです。 |
展望はやっぱり白峰三山!
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前方には辻山方面が見えてきました。 |
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苺平。手前に千頭星山、甘利山分岐があります。まだそちらのコースは通ったことありませんが、どんな感じなんでしょうね? |
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意外にも携帯がバリサンなのでモブログを・・・
数回繰り返しましたが結局繋がらず・・(FOMA)。movaは試しませんでした。
気温マイナス1度。指先が冷たくなるので手袋をしたまま。 |
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辻山に行こうと思っていましたが、モブログしていたらけっこう時間がかかってしまい^_^; 結局そのまま南御室小屋へ。 |
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雪がうっすらと出てきました。2500mを越えているのですが・・・^_^; |
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小屋の手前で木々が伐採され金峰山方面が眺められました。右上に月も見えます。 |
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携帯電話エリアだそうです。災害時用に設けられたような印象でしたがどうなんでしょう?ここでもFOMAでモブログ挑戦しましたが駄目でした(~_~;)
この手前にauが繋がると書いてある所がありました。だから・・というわけでもないのですが、この数日後、トシちゃんポータビリティ(docomoからauへ)でauお買い上げ〜。docomoとauがあればより安心?でもauの目的はGPS。
気温マイナス5度。どんどん寒くなっています。 |
ズームで金峰山方面とお月様
↓
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南御室小屋到着。まだ営業中。この連休の25日に小屋閉めだそうです。
テント泊、一泊一人500円。 |
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混むと思っていたら意外にもテントは5,6張りでした。 |
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今季初めての外張り付きテント。
きれいな月夜でした。
中ではさっそく宴会♪ 外はマイナス10度。寒かったけど中に入れば温か! 持ち上げたビールがうまい(笑) トシちゃんは梅酒のお湯割り♪ |
岐阜のAさんから送っていただいた富有柿、此処でも戴きました。
とっても美味しかったです。どうもご馳走様でした(^^ゞ
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【24日:2日目】
テントをBCにし、身軽になって出発。足慣らしですから鳳凰の稜線を靴の様子を見ながら歩く予定です。
そしてこれも初使用のアタックバック!軽くて使い勝手が良かったです。ピッケルを括りつけるのは心配ですが、ストックくらいなら便利(佐々木小次郎みたい?)。雨蓋もちゃんとついていて驚きの使い良さ。 |
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朝はゆっくり、7時過ぎに出発します。5時過ぎにはマイナス10度だったのがこの時間でマイナス1度。 |
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ずっと晴れていましたが、寒かったので上着は一日脱ぐことはありませんでした。
手には一応ピッケル、12爪アイゼンも持ちます。軽いのでストックも括り付けました。 |
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無雪期登山道のはずじゃなかったのですが・・・ |
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登っていくとやがて木の間から薬師岳が見えます。 |
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ガマノ岩 |
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背後に間ノ岳、北岳
足元は雪でなく、岩の白さ。 |
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白峰三山
↓
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砂払岳から一旦薬師岳小屋に下り、前方の薬師岳に登り返します。
その下る途中に雪が残っていましたがアイゼンを使うほどではありませんでした。 |
薬師岳山頂:バックは間ノ岳、北岳
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薬師岳から前方の観音岳に向かいます。風の強い稜線は雪が飛ばされますが、飛ばされる以前にありません(涙)
天気は良く、展望も得られたのですが、やや靄っています。
北アルプス方面は見えませんでした。 |
八ケ岳 ↓
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秩父、金峰山や茅ヶ岳方面 ↓
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観音岳山頂
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観音岳山頂で。風が冷たく、気温マイナス2度。
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観音岳山頂より白峰三山、左奥に塩見岳?
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観音岳山頂より富士山と薬師岳
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観音岳山頂より仙丈岳と甲斐駒ケ岳(手前中央は高嶺)
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足の具合も快調、時間もたっぷりあるので観音岳でゆっくりしたあと、地蔵岳へ向かうことにします。気温マイナス4度。 |
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きれいな白雪・・・ではなくて白砂 |
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観音岳下りの北斜面でようやく雪。アイゼンは装着せず。
前方に地蔵岳のオベリスク。 |
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赤抜沢ノ頭。岩陰で昼食にします。風がなければお日様が気持ちよかったでしょうに、寒かった・・・。温かい飲物がありがたかったです。
ここからオベリスクを眺めて引き返すことにします。 |
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右に白峰三山、前方に富士山を眺めながら同ルートを戻ります。 |
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観音岳へ |
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前方に富士山と薬師岳 |
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観音岳へ |
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仙丈岳 |
仙丈岳と甲斐駒ケ岳(手前中央は高嶺、右が赤抜沢ノ頭)
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観音岳山頂で少し休んでから薬師岳へ。 |
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薬師岳山頂
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薬師岳山頂を下ります。薬師岳小屋へ下って前方の砂払岳へ登り返せば後は下るだけ。 |
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薬師岳小屋 |
砂払岳で
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南御室小屋のテン場に到着。テントはこの後やはり4,5張りでした。 |
午後4時、気温はマイナス4度 |
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メニューはビール、梅酒を飲みながらつまみに柿ピーやら焼肉やら(^^ゞ
その間に豚汁作ってお餅を焼いて・・・デザートは富有柿。
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年老いたかぐや姫は月に連れて行ってもらえません・・・^_^; サブッ! |
夜9:30、気温マイナス7度
翌日の快晴を予感させる月夜でした。
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【25日:3日目】
5時半頃起きましたが出発は8時、一番最後になってしまいました。起きた頃気温マイナス10度、出発時はマイナス2度。 |
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南御室小屋を後にします。
小屋もこの日で閉めるとのこと、そのせいか?昨夜のテント代はまけてくれました。ありがとうございました。 |
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中日の山頂稜線はそこそこ人がいましたが、行きも帰りも静かな山行でした。
ん? |
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猿バージョンの看板がありました。 |
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苺平。
荷物を置いて・・・ |
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辻山に向かいます。 |
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登山道は所々分かりにくくなっています。 |
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三角点。
木で囲まれています。ここで引き返してしまう人もいるようですが、先に進むと視界が開けます。
sanaeは以前も来ていますが、ガスで全く展望が望めませんでしたので大感激! |
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北岳、仙丈岳↓ その右にちょこっと覗いている山は?
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左の写真ズーム↓ 乗鞍岳でしょうか?北ア一部?
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富士山↓
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鳳凰三山方面↓
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南ア南部と静岡方面の山並み↓
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八ケ岳、その左奥に北アルプスが見えました↓
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辻山で1時間近くのんびりしました。
苺平に下ります。 |
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またザックを背負います。
なぜか初日より軽くなった気がしません^_^; |
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この日は暑くなりました。上着を脱ぎます。 |
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富士山:火事場跡辺りで |
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南アルプス南部と静岡方面の山並み:火事場跡で |
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白峰三山:火事場跡で |
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前方に高谷山。登る予定です・・・
でも夜叉神峠までの下りでかなり足が痛くなってきました。よく登ってきたね、こんな道・・・^_^;
尖がっている山容にも気後れしてきました。 |
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ようやく夜叉神峠。
急に賑やかになりました。 |
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白峰三山をおかずにお昼にします。 |
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お餅を焼いて、お汁粉も♪
疲れているときは最高♪ |
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どうにか元気回復 p(^o^)q
高谷山に行くことにしました。こういう時間的余裕のあるときでないと、なかなか行けませんから〜♪
※「西口登山道は危険のため通行できません」と書いてあります。 |
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荷物は置いていきます。 |
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尖ったように見えていた高谷山ですが、見た目よりずっと歩き易いハイキング道といった感じでした。
山頂まで20分足らずで到着。 |
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丁度北岳が見えます。 |
北岳 ↓
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間ノ岳と北岳 ↓
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登って良かった・・・
ここも満足しました。 |
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途中、歩いてきた大崖頭山が見えます。
さっきは向こうからこちらを眺めていたのでした。 |
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分岐に戻り、上着を脱いで、一気に下山です。 |
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ワッセ、ワッセ・・・・ |
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登山口に着きました。
やれやれ・・・
この後金山沢温泉へ。550円。この日は午後5時まで(時期によって変わりますので確認してください)。露天もありますが、浴室、洗い場共にそれほど広くはありません。駐車場はそこそこ広いです。 |
帰りの中央道は渋滞20キロ。途中で仮眠して帰宅でした。
靴の足慣らしですが、トシちゃんは大丈夫だったようです。sanaeは最終日の下りで痛くなりました。次回履く時は一部テーピングが必要だとわかりました。雪道だったらどうだったのだろう・・・。今回は雪らしい雪も無く、アイゼンは使いませんでした。ピッケルも必要なかったようです。でもこれからは日ごと寒さが厳しくなりますので雪山想定の準備は必要でしょう。
タイヤもスタッドレスにしましたが、今回はノーマルでも大丈夫でした。こちらも今後は分かりませんのでご注意ください。 |
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