丹沢・日向山〜日向薬師
(ひなたやま404.4m)
温泉へ?母と夫と娘と親子3代でハイキング

 H15年2月9日(日)
  天気;晴
  Member.4人(母・娘・夫と)

  【春をみっけ!】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

広沢寺温泉駐車場10:30〜林道登山口11:00-05〜分岐11:15〜日向山11:33-12:00〜日向薬師12:30-45〜(林道)〜登山口13:15〜分岐14:00〜林道14:12〜山神ずい道分岐14:30〜広沢寺温泉14:40
(所要時間約4時間10分・・休憩含む)


 日曜の天気は崩れるという予報だったので11日の祭日に出かけようと思っていたが、前夜になって晴マーク。急遽温泉へ行こうと母を誘った。「でも歩かされるの?」と母、引き気味である。「少しぐらい歩こうよ」と夫。遅く帰宅した娘が「明日は仕事が休み」と言うので「温泉に行く?」と誘った。温泉の好きな娘、珍しく即「行く!」と返事。そして「山歩くの?」と、警戒気味である。「ちょっとだけね」と私。

 当日予定より遅れて9時過ぎに自宅を出発。足腰の丈夫でない母の事を考慮して、飯山温泉で白山周回にしようと思っていたが、駐車場を確保するため広沢寺温泉も選択肢に入れ、先に広沢寺駐車場へ向かった。そこで空いていたため、広沢寺に決定。コースは日向山から日向薬師周回。

 コースタイムは3時間、母に合わせてゆっくり歩くとはたしてどれくらいになるだろうか?見当もつかなかった。しかし夜中の雨は早めにあがり、天気は快晴。気温も温かで母にとっても気持の良いハイキング日和。雨上がりで登山道が滑りやすいのではと懸念したが、適度の湿り気で少し注意を要する程度だった。

左【大釜弁財天】

 広沢寺温泉からしばらく林道を行く。山神ずい道への分岐を分けて日向山方面へ向かうと雨上がりの山の風景は爽やかだった。林道沿いに流れる大沢川の瀬音が心地よく響いてくる。ここも3,4回歩いているが、天候によって随分と印象が違うものだと思う。右に大釜弁財天と祀られている苔むした石の鳥居を通過すると、日向山への登山口だった。2,30名の団体が登っていくのが見えた。

左【日向山へ】

 林道での母は快調だった。登山口で上着を脱ぎ、「こんな所を登っていくの?」と目の前の登山道を見上げていた。急登では足が上がらないと笑いつつ頑張って登っていく。ピンクのシャツにアニマル柄のパンツで「おばあちゃん若い!」と娘の声がかかる。粋に着こなし、とても 後3ヶ月で80歳とは思えない。しかしもう80歳になるのだと思いつつ、その姿を見ているとエライと思う。こうして私たちが誘っておきながら、私なら来ないだろうな・・・などと思ってしまう(^-^;

 ゆっくり登っていくと先行していた大人数のグループが分岐の所で説明を受けていた。郷土の勉強会のようだった。私たちはこの後日向山、日向薬師を回って再びこの地点に戻り、同じ道を戻ることになる。

左【日向山山頂で】

 あとひと登りして、先に山頂に到着。テーブルのあるところで休憩。山頂からは厚木の街並み方面が開けて眺めが良かった。休憩していても上着がいらないほど陽気が良かった。食事は下山してから温泉で食べようと思っていたので軽く菓子やみかん、ゼリー、飲み物などで済ませ、30分ほど休んでから日向薬師へ向けて下山。

左【どうやって下りようか・・・】

 この下山路は母にとって少々怖いようだった。山歩きが慣れていないから無理もないが、子供の頃から相変わらず下山の苦手な娘もびびっている。途中椿の花がきれいに咲いていた。また、炭窯の跡というのがあった。昔は炭を焼いていたそうで、その跡の穴があっただけだったが。

左【日向梅園】

 下りて行くと梅林が目の前に広がった。何人か敷物を広げて休んでいたが、まだ2,3本が咲き始めたばかり、満開にはまだ早い。梅の時期、桜の時期は楽しめそうな場所だ。母がホッとして、途中で拾った杖の棒を手放した。「あれ?まだ上り下りがあるのよ」と声をかけると「え?まだあるの?」と意気消沈。駐車場ではみかんやキャベツなど近くで採れたらしい農作物を売っていて安かった。このまま下るなら買ったのだが今回は諦める。

左【日向薬師ハイキングコース】

 日向薬師にお詣りしてから日向山裾野の林道を下る。途中立派な白い展望台があり、上ってみたが、樹林であまり見えなかった。30分ほど林道を下った所から再び日向薬師ハイキングコースへと入った。ここで母が小さなスミレ(タチツボスミレ?)の花を見つけた。今回咲いていたのはこの一つだけ。立春を過ぎ、一足早く春を見つけた。広沢寺温泉に戻るためとりあえず最初の登りで通った日向山直下の分岐まで登ることになる。ここは人が通らず、登山道も自然のまま。静かで良い雰囲気だ。

左【山神】

 途中一休みしてまた登っていく。さすがに母は疲れてきたようだった。それでもいつの間にか見覚えのある分岐に到着してホッとしたにこやかな表情。そして私に向かって手を合わせている。なんだ、なんだ?私に?と思ったらそこには山神が祀られていたのだった。

左【やっと下山】

 ここから最後の下り。ここを登ったときよりはるかに林道は近く感じられた。無事林道に到着。のんびりと林道を下り、改めてこの林道もけっこうな登りだったと母が振り返る。私たちには軽いハイキングコースだが、母曰く「ここはすごい山登りだった。高尾山より大変だった・・・」と。どうもお疲れ様でした(^-^)

 このあとやっとお約束の広沢寺温泉へ行き、汗を流した(一人1000円)。食事もここでしようと思ったが、娘の好きなものが無いというので、お風呂から出たあと、途中のさがみビールのレストランで遅い食事を済ませた。今回は往復夫の運転で18時過ぎ自宅着。母と娘は疲れたようで、間もなく寝てしまった(^-^)