上州;鼻曲山
(はなまがりやま1654m)

 新緑とミツバツツジがまだ咲き始めたばかり

 H13年5月20日(日)前夜発
  天気;晴れ 
  Member.4人(高山・村田・石原夫婦)

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

二度上峠7:05〜氷妻山(ひづまやま)7:45〜休憩8:05-10〜鼻曲山山頂8:45-9:15〜氷妻山10:00〜二度上峠10:35
(所要時間約3時間30分・・休憩含む)

【浅間隠山より鼻曲山を望む】右


 今回は二度上峠から鼻曲山と浅間隠山の二つの山をピークハントしました。

 一度駐車場の車を見てしまうと、二回目の山行はちょっと辛いものがありました。


 鼻曲山と浅間隠山は新緑の頃に歩いてみたいと2,3年ほど前から思っていた。ようやく機会を得て、知り合いと4人で出かけた。仕事を終えて22時、全員乗り合わせて出発。環八が混んだが、23時前には関越に。上越道甘楽SAで休憩が24時くらい。碓氷軽井沢ICにおりるまでは何とか順調だった。しかし、寄ろうとしたコンビニが見つからない。結局警察に聞いて上田方面へ数キロの軽井沢のはずれへ。そこで軽井沢には条例があるとかで、店は早くに閉まると聞いた(時間は確認しなかった)。

 そんなことで貴重な時間を費やし、目的地の二度上峠に着いたのは午前2時半頃。道路は高崎方面に抜けるため、きちんとした舗装道。林道と思っていたが、細い道もなく、心配はない。二度上峠のピークの側にある駐車場は調べたとおり、四駆でないと厳しい。一応四駆ではあったが、少し先の駐車場に移動。車で1分ほどで、広いスペースがある。そこで車中泊。

 翌朝は6時過ぎに起床。既に4,5台停まっていた。その中の男性にこの日は鼻曲山でFM放送の自然観察会があると聞いた。混むだろうと、予定通り、先にこの鼻曲山に向かうことにする。

左【二度上峠より浅間山を望む】

 歩いて4,5分の二度上峠のピークにもどり、正面に大きな浅間山が見え感動。駐車場にはいるとその奥に登山口があった。

 きれいな新緑と、まだ咲き始めたばかりのトウゴクミツバツツジを楽しみながら小さな起伏を徐々に登っていくとやがて氷妻山。氷妻=ひづまと読むが、氷の妻とはまた何というネーミング。夫に言わせるとイコール早苗山なのだそうな。小さなピークだが鼻曲山を眺めるには良い。鼻曲山の山容は上を向いて寝ている頭と顔の部分だった。丸い鼻が山頂らしい。

 氷妻山から思いっきり下る。がっかりするくらいだ。平坦なところで小休止して、心して?登りにかかる。かなり急登だった。辛抱して登り切って、山頂はまだその先だった。しかしこの先はそれほど大変ではない。乙女コースと呼ばれる最短コースと合流して、小天狗。ガイド通り展望はよい。しかし霞がかかって残念ながら遠望がきかない。歩いて数分の大天狗の方に行って、南面を眺望。秋ならばすっきりと遠くまで見渡せただろうに、残念。

 大天狗は先に数名いたので小天狗にもどり、再びのんびりと展望を楽しんだ。浅間山、浅間隠山が端然と目の前にあった。木陰が無く、暑かったので一休みして同ルートを下山。

 咲いていたのは他にスミレ(多分タチツボスミレ)、ミツバツチグリ?、山ツツジ、タテヤマリンドウだろうか?小さなリンドウ、山桜?などで、それほど沢山は咲いていなかった。

 このコースは1997年の昭文社エアリアマップによると破線になっているが、心配なところはない。笹藪も刈り払われて、歩きやすくなっていた。ただ、途中の展望はこの先木の芽が伸びれば殆ど望めなくなりそうだ。

 下る途中で大勢の登山者とすれ違った。30数名という山岳会、100名ほどという自然観察会、他に単独や少人数のグループなど。他のコースからの登山者もいるだろうし、小さな山頂はどうなってしまうのだろうと心配しながら下山した。少し時間がずれたおかげで私たちはラッキーだった。

 覚悟していた氷妻山の登り返しは難なく通過したが、そこから登山口までの小さなアップダウンが思ったより長く感じた。登山口から駐車場へ向かい、そのまま通過して浅間隠山へ。