当日の早朝出発予定でしたが、就寝時間がすでに2時を過ぎてしまいました。このまま寝たら寝過ごすこと間違いなし。その上観光地箱根は渋滞が予想されます。ということで、そのまま出発することに。 時々行く箱根ですから気楽に思い立って出たものの、登山口をどこにするか相談しながら車を走らせます^_^; 駐車スペースの確認をしながら行ったり来たり。防ヶ沢コースに決め、ひとまず湖尻の駐車場で仮眠しますが既に明け方の5時ごろ。予想は的中ここでも見事に寝過ごしてしまいました(笑) もっとも初めから目覚ましをセットしませんで、無理なく起きられたら無理なく歩けるコースで・・・というノリでした^_^; 起床は10時近い時間、既に陽射しが眩しく、観光客の車が途切れることなく往来しています。 |
||||
このまま観光でもいっか〜と笑いながら、それでも登山口の駐車スペースへ移動。ここから登る人はいないのか、停まっている車はありませんでした。 | ||||
登山口でも車は置けそうでしたが、少し離れた場所に停め、歩いて5分ほどで登山口です。 車道は車の往来が多く、カーブになっているので横切る時は要注意。狭い歩道で笹など邪魔ですが、けっして車道には下りない方が安全です。途中きれいなムラサキシキブがありましたが写真はボケて残念。 |
||||
神山へは110分、駒ケ岳までは90分とあります。 | ||||
整備されたハイキングコース。 | ||||
箱根らしい杉並木。 | ||||
登山道の一部は深くえぐられ倒木で塞がれたコースの右側に新たに整備されています。 | ||||
新しく順路と取り付けられ、ルートはよりしっかりと分かりやすくなっています。下山時は遅くなってしまったのですが、これが心強かったです。 | ||||
防ヶ沢コースは今回が初めて。 | ||||
誰にも会わず、思いがけなく静かなコースでした。もっとも私たちの出発が遅かったからかもしれませんが^_^; | ||||
落葉した樹林帯は陽が射しこんでとても気持ち良い♪ | ||||
ミヤマシキミの赤い実が点在してきれいでした。 | ||||
落葉樹林はフカフカ道がいいですね。足に優しい感触が好きです。 | ||||
杉木立はうっそうとしていますが、枝の隙間から太陽の恵みが地面いっぱいに広がっています。 | ||||
徐々に傾斜がきつくなっていきます。 | ||||
道迷いしないようにという配慮でしょうか、あるいは土砂の崩れを防ぐためか危険防止のトラロープが要所に取り付けられています。森と人を守るために。 | ||||
一部には丸木の階段。一つ一つの情景を頭に入れながら登っていきます。これは同ルートを下る時に目安になります。でも登りと下りでは景色の見え方が違ったり、思い違いがあったりして惑わされることもありますから過信できませんけど^_^; このような整備されたルートは忠実に歩けば問題はないのですが、たまに近道と思ってか、踏み跡がとんでもないところについていたりします。作業道や獣道である場合もありますが、こういう山は山慣れている人か、その逆の人がつけてしまう場合もあるのでしょう。 |
||||
木の間から富士山と芦ノ湖が見えてきました。富士山の左側には南アルプス。 こういう風景が目に飛び込んでくると嬉しくなります。 |
||||
上の写真のズーム。 南アルプスが見えます。 |
||||
すっかり落葉した樹林帯。 陽射しが温かく感じられます。 この時気温は11度。 |
||||
ブナやサンショウバラ、ヤマボウシ、ハコネコメツツジなど多いそうですが、たくさんの種類の木がありそう。 新緑の頃、紅葉の頃にもまた来てみたくなりました。 |
||||
神山、駒ケ岳は右へとなっている標識。左に道が続いていますが、どこへつながっているのかは書かれていません。地図の黒い破線ルートなのかな?(1993年・・古い昭文社のエアリアマップ^_^;) | ||||
冬枯れの光景ですが、緑の笹が生き生きと感じられます。 | ||||
芦ノ湖が陽に輝いてきれいでした。細長く、一瞬川のように見えました。 | ||||
駒ケ岳山頂方面が見えてきました。ロープウェーの建物が右端の奥にあります。以前はロープウェーで登って神山経由で大涌谷の方へ下ったのでした。その時もトシちゃんと二人。1995年の初歩きでしたから、もう14年近く前のことになります。 | ||||
塔ノ岳の分岐。ここで初めて人に会いました。皆さんはこの後防ヶ沢へ下山されました。 私たちはここで少し休憩し、駒ケ岳は帰りに寄る事にして先に神山へと向かいます。 |
||||
登山道はかなり荒れていました。 | ||||
これは人が少ないからというのではなく、人が多いためなのでしょう。 | ||||
笹の勢いがあります。 | ||||
以前来た時の記憶がほとんどないのですが、登山道は深くえぐられていました。 人が歩いて道ができ、そこへ雨などで土が流れてこうなってしまうのでしょうか? |
||||
箱根は雪も深くなったりしますから、自然の厳しい環境という面もあると思います。 | ||||
自然に合わせて潜りましょう(^^ゞ 小さな子供さんを連れた家族連れ、年配の男性だけの宴会、女性グループのハイク、老若男女のそれぞれの一人歩き、若いカップル、老いたカップル(我らのような(^^ゞ)など大勢すれ違いましたが、箱根にしては今回静かな山だったと思います。 |
||||
神山山頂(1437.9m)に到着。こちらでは若いカップルと老いたカップルで写真を撮り合いました(笑)。若いカップルさん、ありがとうございました(^^ゞ 「神山は箱根山の最高峰。駒ケ岳、二子山などと共に中央火口丘を形成。古くから神の山として崇められてきた山岳信仰の霊山」(山頂標識より) |
||||
山頂からの展望はこんな感じ。 やはり木々に囲まれています。 でも落葉しているこの時期なればこその展望。 葉が出ているときはもっと視界が悪くなってしまいますね 遮るものの無い場所が一箇所だけありましたが 先客がスケッチをされていました。 邪魔をしないよう、別の場所を捜す事にします。 |
||||
結局5分ほどで神山山頂を後にします。 | ||||
北東への斜面は霜が残っていました。これからは軽アイゼンも念のために持ってきたほうがいいですね。箱根ではアイゼンでなく、藁をつけて歩いている人を見かけることがありますが、お土産屋さんとかで売っているのかもしれません(未確認)。 | ||||
あの冠ヶ岳の山頂は展望が良いだろうか?と期待しますが・・・ | ||||
冠ヶ岳の左に富士山、ツーショット! | ||||
冠ヶ岳の分岐にくると女性が二人。登るかどうか迷っていたようでしたが時間が無いらしく、気にしながら結局そのまま神山へ。5分ですから行けそうですけど・・・。でも後程私たちも同じような思いをすることになります(^^ゞ 大涌谷からの道筋からは富士山がきれいだったと聞き、期待が膨らみますが私たちはその前に冠ヶ岳へ。 |
||||
ここには鳥居があります。 | ||||
間もなく祠がありましたのでお参りしてそのまま左側から山頂へ。 | ||||
ここもよく歩かれているようです。 | ||||
5、6分で冠ヶ岳山頂。山名の謂れが書かれています。仙石原方面からみると烏帽子の形に見えることから付けられたそうです。そういえば烏帽子と付けられた山も多いですね。 10月末の紅葉が見頃のようですからまた来てみたいものです。 山頂は木に囲まれ展望は残念でした。 |
||||
山頂の先にも踏み跡がありましたので もしや展望台があるのでは?と行ってみましたが やはり樹林に遮られていました。 写真はわずかな間から望めた富士山。 |
||||
お昼休憩は諦め、分岐に戻って先に進むことに。 | ||||
富士山を眺めながら下りますが、やはり視界の開けた場所がありません。 そのうちにどんどん下り、早雲山への分岐を通り過ぎてしまったのかと思い始めたころには大涌谷が見え、硫黄の匂いが感じられるようになりました。 |
||||
このまま大涌谷の方からロープウェーやバスで戻ろうと決め、木の間からでも富士山が見える登山道脇でお昼休憩にしたのは既に1時45分。 | ||||
そうなればのんびりと寛ぎます。 目の前にはこの景色^_^; 小枝のブラインドがかかっています(ガクッ!) これでも落葉している今の時期なればこその展望^_^; |
||||
それでもすぐそばの登山道からは遮られるものもない このようにきれいな富士山が見られます。 歩いている時は下ばかり気にして 見落としてしまいそうですが、 休憩したお陰で楽しめました♪ |
||||
こちらはズーム |
||||
富士山の右には金時山の山塊。 手前にはススキのきれいな台ヶ岳 |
||||
金時山の向こう側に重なるように見える山は 御正体山でしょうか(下にズーム) その奥は中央線沿線の山や、その右の方に丹沢 (蛭ヶ岳や塔ノ岳方面はここからは見えませんでした) さらにその奥は奥多摩の山並み。 金時山山頂とはまた違った景観で新鮮でした。 金時山の方はさぞや賑わっていることでしょう。 |
||||
こんな贅沢な眺めを楽しみながら 美味しいコーヒーを淹れます♪ 食う寝る式ドリップ珈琲、さっそく山デビュー♪ ↓ |
||||
↓ |
||||
美味しいコーヒーの出来上がり♪ 珈琲に木の枝が写っています(^^ゞ 芳醇な香りが広がり、至福の時でした。 食う寝るサンダースさん、どうもありがとう♪ \(^o^)/ |
||||
一時間半以上ものんびりしてしまいました(^^ゞ この時はそのまま下山のつもりでしたから^_^; |
||||
ところが!5分ほど下ったところに早雲山への分岐(@.@; | ||||
途中からヘッデンを使うことになるでしょうけど、同ルートを戻りますから心配ないでしょう。時間が押してますが、予定通りお中道経由で行くことにします。 | ||||
登山道沿いにはイワカガミ(イワウチワ?)の葉がいっぱい!わぁ〜最盛期に見てみたい! | ||||
とにかくちょっとペースを上げていきます。 | ||||
早雲山駅分岐ですが早雲山はどこ?と地図で確認しますがもう寄っている時間がありません。そのままスルー。 | ||||
急ぐ割には写真撮ってますし・・・(笑) | ||||
杉林は薄暗く感じます。こちらのコースは展望がありませんが、ほとんどアップダウンがないのでペースを落とさずに済みました。急げ、急げ! | ||||
駒ケ岳が見えてきました。 | ||||
でも分岐まではもう少しあります。 駒ケ岳に寄る事は断念ですが、トシちゃんは「待っているから行って来いよ」とか言っています。だから時間的に無理だって! 「登ってロープウェイで下りてくれば?オレはこっちから下りていくから。ロープウェイの下りたところまで迎えに行ってあげるよ」・・・って、夕暮れになるというのに、別々に行動することの危険性を全く分かっていないんだから・・・ブツブツ・・・ |
||||
分岐に到着。熱くなったのでここで上着を脱ぎ水分補給。 | ||||
このまま下ればあと1時間弱。ここからは登りで歩いてきたコースを戻るだけです。既に4時半近いですから下山は5時半。夏ならどうってことない時間ですが・・・ | ||||
駒ケ岳に登ってロープウェーで下りる?時間的に厳しいし、急いで登って山頂展望もゆっくり楽しめないまま飛び乗るのもねぇ・・・・。乗れなかったらもっと悲しいし・・・(笑) 第一、登りで急げるのか?(爆) | ||||
山看板。見たことのあるフレーズですが鹿でも熊でもない絵の無いバージョンです。いくつか見かけました。 | ||||
分岐から歩き始めると駒ケ岳が夕日に赤く染まっていました。 | ||||
ロープウェイ乗り場と動いているロープウェイが見えます。又今度ね(^o^)/ | ||||
今まさに沈もうとしている夕日。あっという間に消えてしまいました。 | ||||
残照の光が届かなくなるのも時間の問題、ヘッドライトを早めに用意して下りて行きます。 | ||||
暗くなるのは早いです。往きで見た新しい順路印が心強いです(^^ゞ | ||||
冬至の3週間前ですからこれからもまだ日が短くなるばかり。 S「一人で下りてこれた?」 T「いや・・・やっぱり気持ち悪い・・・」 S「だよね。話しながらだからよかったけど・・・」 T「よく単独で歩けるよな〜、オレはヤダ!」 ・・・・って、さっきの勢いはどこいった? |
||||
5時半前に登山口に到着。 | ||||
無事に車に戻りました。 今回は出だしから失敗続きの一日でした(汗; |
||||
いつもならお風呂と夕食を済ませて帰宅ですが、この日はそのまま帰路につきました。東名高速は渋滞35キロだったりしたのにがんばりましたp(^o^)q トシちゃん運転お疲れ様でした。8時半くらいに帰宅してそれから夕飯作ったsanaeもお疲れ様(^^ゞ 夕飯は手作り餃子とラーメン、こちらもがんばりましたp(^o^)q |
||||
|
||||
箱根:神山〜冠ヶ岳 (かみやま1437.9mクリック地図〜かんむりがたけ1412m) |
||
|
||
今回は急遽思い立って夜中発、日曜日日帰りで箱根へ。金時山や明神ヶ岳〜明星ヶ岳、あるいは矢倉岳ならススキや富士山がきれいに見られると思ったのですが、トシちゃんが久しぶりに駒ケ岳、神山を歩いてみたいということで、そちらへ行ってきました。展望はイマイチですが、木の間から富士山尽くしです(^^ゞ |
||
H20年11月30日(日) 天気;晴れ Member.2人(トシちゃん&sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) P10:35〜防ヶ沢登山口10:40〜駒ケ岳分岐11:55-12:05〜神山山頂12:45-50〜冠ヶ岳分岐12:59?〜冠ヶ岳13:05-15〜(昼食13:45-15:22)〜大涌谷・早雲山分岐15:27〜早雲山駅分岐15:35〜駒ケ岳分岐16:22-25〜防ヶ沢登山口17:18〜P17:23 |
↑ 富士山。神山から大涌谷方面への下山途中より |
|
|