奥多摩;御前山
(ごぜんやま1405m)
   カタクリが満開

 H12年4月23日(日)当日発
  天気;晴たり曇ったり、一時小雨、風強し :
  Member.3人(影山、鹿瀬島、石原)

【カタクリ】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)
奥多摩湖(540m)9:00〜(大ブナ尾根)〜惣岳山11:30〜御前山山頂11:45-12:45〜鞘口山(1142m)13:35-45〜避難小屋〜大ダワ13:05〜鋸山(1109m)13:30〜(鋸尾根)〜愛宕山(507m)〜神社下登山口16:30〜温泉(もえぎの湯)へ、30分待ちのためとり止め駅へ〜奥多摩駅17:00頃(17:13発)
(所要時間約8時間・・休憩含む)


 前日の22日に行く予定だったが増えたメンバーの休みにあわせ23日に変更してもらった。その手前、どうかお天気になりますようにと祈るような気持ちだった。22日ほどの快晴ではなかったが、幸いまずまずの天気でほっとする。

 立川で待ち合わせ初対面の二人を紹介し、青梅線で奥多摩へ。車内は想像以上に混んでいた。まさか、と嫌〜な予感がまさに図星。奥多摩駅に着いた途端、乗ろうとしたバス乗り場に長蛇の列ができていく。奥多摩湖行きの臨時便がなんとその時の電車の時だけで3台も増便された。その最後のバスに座って行けたのは良かった。とはいえ20分程で目的の奥多摩湖に到着。周辺のヤマザクラはちょうど満開で素晴らしかった。

 バスを降り、ゆっくりと歩き出すがこの日は風が強かった。帽子が湖に飛ばされてはかなわないと押さえて行った。御前山の登り始めはいきなり急登だ。昨年と同じコースを選んだがカタクリのきれいだったのを思い出す割にその苦しさを忘れている。そういえば脹ら脛が張ってきて歩き始めの30分ほど辛かったのを思い出した。気になって注意しながら登っていく。風は相変わらず強いが湖周辺のヤマザクラが見えて幸いだった。ミツバツツジのピンクが鮮やかだ。

 辛抱して登っていくと登山者が数珠繋ぎ状態になってきた。早くも渋滞。数人抜くことは出来ても団体となるとそうはいかない。同じように後ろからついていく。さすがに御前山のカタクリは有名とあって時期を皆さん把握しておられる。丁度いい時期に来あわせたといえようか。

 途中ぱらぱらと雨が落ちてきた。合羽を着ようか迷ったが暑くなるからと様子を見ることにして歩き続けた。周囲は一様に着用しはじめ、その間に先行する。幸いすぐに雨はあがった。

 カタクリの花が徐々にあらわれ、やがて一面に広がってくるとそこは惣岳山。山頂は座る場所もないほどにいっぱいだった。ということで御前山の方に向かう。案の定そこも満員だった。東京都の自然保護委員の方たちによるトイレサービスがあった。テントの仮設トイレを提供し、100円で簡易トイレ袋を渡していた。何人かが利用しているようだった。

 とりあえず場所を見つけて昼食にする。持参の冷たいビールを分け合い、乾杯。天気は持ち直して良かった。おしゃべりしながらゆっくりといきたかったが続々と登山者が来るので早々に移動することにする。つくづく、この時期は平日に限ると痛感。人が多かったため3人で写真は撮らなかった。山頂周辺のカタクリを写しながら鋸山方面へと進む。カタクリはやはり惣岳山周辺から御前山にかけてが多かった。昨年はイワウチワも見かけたのだが今回は見られなかった。

 林道を越えて鋸山に登る頃にはすっかりあの混雑がなくなり、のんびりしたハイキングとなった。その上、陽が射して暖かく、鋸山の登り途中から、歩いてきた御前山がきれいにみえた。昨年はそこだけ通らなかったのでその風景に驚きつつじっくり3人で眺めた。

 鋸山山頂はすっきりと整備されていた。8年前、初めて山登りを始めたときに通ったコースだったがはっきりと憶えてはいない。意外とアップダウンの多い鋸尾根を進み、また林道にでたあと最後の一頑張りの愛宕山を登る。神社と寺社を合わせ持った小山だった。そして最後に長い急な階段を下る。私には100メートルくらいに思えるのだが、それほどはないようだった。しかしこの階段に二人は驚いていた。

 下って駅まで行く途中のもえぎの湯に寄ろうとしたが、途中30分以上待ちという看板があり、やめた。近くの店で冷たい飲み物を買って、飲みながら帰ろうと思ったら、おじいさんから声をかけられ「自分の絵を見ていって下さい」と誘われた。近かったので、これも旅の出逢いと3人で拝見させていただいた。

 朝の混雑とは打って変わって帰りの車内は空いていた。