山梨:源次郎岳
(げんじろうだけ1477mクリック地図

 山梨百名山。登山口やコースはいろいろありますが、今回は嵯峨塩温泉の方からピストンにしました。静かで新緑のきれいな山でした。ここで初めてクサタチバナという花を見ましたが、ほかにもヤマツツジ、マイヅルソウ、フタリシズカ、コアジサイなどあり、これからもしばらく楽しめそうです。
H21年6月14日(日)
天気;曇り
Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
嵯峨塩温泉先の深沢林道登山口7:41〜源次郎岳山頂8:43-58〜登山口へ下山9:41(所要時間2時間)

↑ 源次郎岳山頂

今回のコース
場所はコチラです


 アヤメの時期に行きたかった帯那山ですが、山頂近くまで車で行けるしアヤメ目的でしたし、家の改修工事などでお疲れモードだし・・・ということで気楽にアヤメ見物、そして気楽なコースで山梨百名山の源次郎岳と棚横手山にも寄ることにしました。

 源次郎岳と棚横手山は一度(今年2月)登山口へ向かいながら積雪期ということでゲートに阻まれ、蛾ヶ岳に変更したことがあります。その後4月に棚横手山の山火事をニュースで知り、当分は行けそうも無いだろうと半ば諦めていましたが、この際通り道ですから駄目元で寄ってみることにします。

 前回と同じコースで勝沼ICからR20を大月側に少し戻り、深沢入口の交差点、近藤勇の銅像のあるところを左折、道なりへ林道へと進んでいきました。

 すると前回と同じところで通行止め。ただし積雪の替わりに「山林火災により落石の危険があるため当分の間通行止め」となっていました。

 またしても出鼻を挫かれすごすごと退散。途中狸の夜中のデートの邪魔をしてしまいましたが来た道を引き返します。
 しかし、今回は別ルートもしっかり調べてきました。R20へ戻り、上日川ダムに向かうR218を北上、嵯峨塩温泉の前を通過して、深沢林道へ左折。坂を登りきった辺りで右側に小さな登山口の標識があります。夜暗かったので最初は気付かずに通過、左側のやや広いスペースを見送って下がっていってしまうと展望台のあるところで通行止めでした。

 再び戻って登山口を確認後、先ほどの広いスペースに駐車。スペースは3〜4台といったところでしょうか。

 仮眠して出発。7時41分。他に車はありませんでした。


 暗さと繁みで目立たなかった標識ですが、道は最初から鮮明です。

 私が担ぐと大きく見える30Lザック^_^; でも今日は軽い♪
 いきなり新緑の美しさに目を奪われました。

 登り口のヤマツツジは枯れかかっていましたが、それでもオレンジ色が目立ちます。

 この白い花は何でしょう?
 (コゴメウツギ・・・テントミータカさんに教えていただきました。ありがとうございます(^^ゞ)




 登山道の途中に牛奥峠

 この木が山神?
 そしてこれが蛤岩?そう言われれば合わせ貝のようでもあり。





 30分くらいで山頂まで行けるようですが、サッサと歩いてはもったいないような豊かな森。写真など撮りながらのんびりと行きました。

 コアジサイはまだ蕾。全部咲き揃ったらさぞやきれいなことでしょう。
 山奥のヤマツツジはまだまだきれい。








太いぶなの木あり、羊歯があり、落葉松があり、
すっぽりと瑞々しい緑に包まれています。

途中一人の男性が下りてきてびっくりしましたが、
手には手折ったヤマツツジと見慣れない白い花を持っていました。

木筒のような花瓶に挿して持っていましたので
どこかに手向けるものだったのでしょうか?

その白い花(下右写真)は初めてみるもので、
あとから調べたらクサタチバナ
初めて出会う花、とても嬉しいものです。
周辺にたくさん咲いていました♪




平坦な道や緩やかな登りですが
ふと見上げるとガスで幻想的な風景に。


落葉松林と羊歯の群落

 下日川峠との分岐。

 ゆっくり歩いてきましたけど、もうそろそろ山頂かなと思ったら「山頂マデ15分」^_^;
 木の間からは近場の山並みがかすかに見えます。今回は広域図を持ってきませんで山座同定も定かではありませんが、晴れていたらどんな景色が見られたことか。

 このあとアップダウンが2回ほどあります。
 ミズキも。

マイヅルソウ
 



 登りにかかった先にロープが見えてきました。
 あれば助かるといった感じですが、下りは助かりました^_^;






 山頂付近のヤマツツジは満開で見頃でした。
 こんなキノコもみっけ♪

 源次郎岳山頂。1時間もかかってしまいました(^^ゞ

 1時間(早い人は30分くらい?)でも満足の山、バンザイです(^^ゞ



山頂はこんな感じ。
樹林に囲まれています。
落葉樹なので冬はいくらか見晴らしがいいのかもしれません。

曇りで木の間からの遠望もききませんが、
誰もいなくて、それはそれで落ち着いた場所でした。
 
恩若峰のほうに延びる稜線を歩けたら
もっと充実感あるのだろうなと思いつつ、
今回はこれで良し!  

15分ほど休憩して同ルートを下山します。




 

 下山途中二人連れ(ご夫婦?)とすれ違いましたが、その方たちの車でしょう、もう一台停まっていました。

 今回出会ったのは結局3人だけの静かなハイキングでした。