左【出発】
朝の内は少し涼しかった。天気は良くて、歩くには最適。軍手をはめ、ゴミつかみとゴミ入れ袋をそれぞれに持ち、林道を歩き出す。昨年は三ノ塔まで行き、ヤビツから大倉への周回コースだったが、今回は二ノ塔の往復コース。昨年より短い。山を登る気で行ったらアッという間に着いてしまうから、道の両脇をみんなで丁寧に拾いながら行く。
富士見山荘までの林道は車が通るせいか、吸い殻や紙くず、空き缶など投げ捨てられていた。ペットボトルやカップラーメンなど、大きなビニール袋に入れられたまま、置かれているものもあった。今回使用の収集袋ではないし、スタートは私達が早い方だったので前のグループが収集というのは先ず無い。とりあえず代表大澤さんの指示により、無線でヤビツ本部に連絡を入れる。
無線を使うのは久しぶりだ。非常用にいつも持ち歩いているものの、通常使うことが殆どないため、私の無線機はやっと日の目をみている。海輪さんも三枝さんも無線の試験に合格し、近い内に開局の見込み。他にも資格のある人は数名在り。楽しんで使う機会も増えるかもしれない。非常用では使いたくないものだが。
林道のゴミも、昨年よりはかなり少ないように思えた。問題は林道脇の下の方だった。大きなゴミがかなり放り投げられていた。それらを拾い上げるのは無理があるように思えたのでこれもヤビツ本部に連絡を入れる。オープンにしている無線機からはその対策やら連絡事が常時流れ、時折対応。上手な人のやりとりを聞いていると勉強になる。
登山道に入るとゴミはほとんど無かった。もっともペースの早い我らの先頭集団がどんどん拾い集めていたようで、成果を見せる蒲原さんがちょっと得意顔。さすが若手のエース!
清水さんとニューフェースの山口さんはそれぞれに旗を持ちながらのゴミ回収。この旗持ちも、山をきれいにしましょうというアピールの目的があるので欠かせない。
一度途中で休憩し、先頭集団に追いついた我ら。そのあとは、あともう少しということもあって、一気に二ノ塔へ。そこに待機の遭難対策要員宮沢さんの、我らが先頭集団の到着を知らせる声が無線に入り、全体に流れる。まぁ、良くも悪くも無線の声は遠慮無く流れ続ける・・。
目的地まで到達し、そこで大休止。それぞれに空腹を満たす。三枝さんや木村さんの冷たいフルーツは生き返る思い。女性らしい細やかさに喜んだ石原は我を忘れて戴いたのであった。ご馳走様!
元気の良い数名は少し周辺?を散策する元気もあり。横になる人在り、雑談に興じる者在り。私は今回無理はせず(^-^;
後発隊のクリーンハイク参加者や、一般登山者でニノ塔は常に賑わっていたが、波がやや落ち着いてから同ルート下山となった。
下山を始めるやいなや、日向薬師でクリーンハイクに参加の神大生が一人はぐれて居場所が分からないという情報が無線から流れてきた。急いで走り下りていく代表の素早い反応!後に続く我らも下山となるとペースが早かった。幸い途中でその学生が無事という報告があり、捜索を組んでいる状態は解除。そんな騒ぎも知らず、彼は一人でゴミ収集に大活躍していたようだった。反省点はあるだろうが何事もなくて良かった。
富士見山荘で残置のゴミを清水さん、木村さんが回収し、林道のゴミを尚も見つけながらヤビツ峠にもどった。今朝、本部に連絡をいれた大きなビニール袋入りのものはすでに回収されていた。
左【感想は?】
ヤビツ本部で下山連絡、ゴミ引き渡し、感想など記入し、解散。お疲れ様でした。